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【2023年度版】慶應SFC受験生向けテクノロジー解説 #1

こんにちは。

今回は慶應義塾大学環境情報学部・総合政策学部(慶應SFC)受験生なら知らなければ他の受験生に差がつけられてしまうかもしれないテクノロジーを解説していきます。
以下のテクノロジーを解説している書籍や記事は山ほどあると思いますが、今回は慶應SFC受験生向けにアレンジしてお伝えしていきます。

特に環境情報学部の小論文ではテクノロジーについての教養があるとだいぶ見通しが良くなったり、質の高いアイディアを短時間で出せるようになったりします。

新しいテクノロジーの出現を手放しに喜ぶのでも、怯えるのでもなく正しい知識をつけて正しく使いこなせるようになりたいものですね。

ですから、ざっと以下の内容に目を通すだけでも構いませんし、気になる見出しから直接その解説ページに飛んでいただいても問題ないので、読んでいただければと思います。

このテーマは書くことがたくさんあるため、全11回のシリーズでご紹介いたします。
ただし、時が経過するにつれたどんどん新しいテクノロジーが台頭してくるため、その際は必要に応じてまた紹介いたします。

それでは、本題に入っていきましょう。

慶應SFCインテンシブコース

生成系AI

生成系AIとは、画像や音楽、テキストなどの新しいコンテンツを、人間の手を介さずに作り出すことができる人工知能の一種です。アート、デザイン、メディアなど、多くの業界に革命を起こす可能性を秘めた強力なツールです。

生成系は、ディープラーニングアルゴリズムを用いて、大規模なデータセットのパターンを分析・学習することで機能します。パターンを学習した後は、そのパターンに沿った新しい画像や文章といったものを生成できます。

例えば、画像で言うと実在しないような物体や人を生成することができ、そのリアルさがたびたびネット上で話題になっています。また、文章系ではChatGPTを開発したことで有名なOpenAI社の最新版AI GPT-4が日本の医師国家試験で合格する水準であることが記事になっています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/60da4c733c2a03a9829bc598f8dcc246e4d10b00

生成系AIは僕が考えるに一過性のブームではなく、世界のあらゆる分野のあり方を変えてしまうような非常に強力なツールです。僕も毎日お世話になっていますが、倫理的、法律的に今まで考えつかなかったような問題が発生する懸念もあります。

皆さんも自分で実際に使ってみて、どうすれば使いこなせるのか、構造的な弱点は何かなど感覚的にも理解しておいてほしいと思います。

今話題の生成系AIの中でも特に有名なものを、いくつか紹介します。

文章生成系AI

ChatGPT

ChatGPTは、GPT(Generative Pre-trained Transformer)アーキテクチャに基づき、米OpenAI社が開発した大規模言語モデルです。自然言語によるプロンプト(命令)に対して人間のような応答を生成するように設計されており、チャットボット、言語翻訳、コンテンツ作成など、幅広い用途に役立つツールとなっています。

ChatGPTは、膨大な量のテキストデータで学習されているため、自然言語のパターンを理解し、首尾一貫した文脈に即した応答を生成することが可能です。しかしながら、この膨大な量のテキストデータには根拠のない内容なども多く含まれていると考えられます。
したがって、さまざまな形式・テーマの質問に答えることができるものの内容の信憑性の確認は欠かせません。

この点において、ChatGPTをはじめとする生成系AIを使いこなせる人というのは投げかけた質問の分野について無知な人ではなく、ある程度の専門性がありAIからの回答の妥当性を判断できる人であると考えられます。

僕が履修している授業でも、授業内に教授が出した課題を教授自身がChatGPTに質問し、こんな回答が得られたよ、と全体で共有してくださることがあるのですが、ChatGPTはそれっぽいことを言います。間違ってはいないけれど核心をついているとは言えない回答のこともありました。

ですから、もしかするとAIの台頭によって自分は勉強しなくても良くないかと思う人がいるかもしれませんが、むしろその逆かもしれません。
大量の事柄を暗記するような受験勉強は時代遅れなのかもしれませんが、これまで以上に私たち人間の読解力が必要となる時代が到来しています。
それらしい文章を正しく読みこなしていく能力がないと、あっという間に巧妙な形で騙されてしまいます。
よって、慶應SFCの、特に総合政策学部の入試のように大量の文献を正しく読み、要約したり自分の考えをまとめたりするような作業をできる人間は今まで以上に価値が出てくるかもしれませんね。

また、ChatGPTの質問の回答は文章だけではありません。例えば「今月の残り日数を表示するエクセルの関数を教えて」と聞くとエクセルの関数の候補をいくつか出したり、プログラミングのコードを書いたりすることもお手のものです。

つい最近(2023年5月13日現在)、有料版であるGPT-4がGPT-4と他のサービスをなめらかに繋ぐための機能であるプラグインに対応しました。そのため、例えば旅行サイトと連携して「今近くにある二人で泊まれる旅館の候補をいくつか出して、安い順に教えて」などと音声コマンドを文で入力したら一瞬で答えが返ってくるといった時代も来ています。

これはほんの一例に過ぎないので、どのように応用ができるかぜひご自身でも考えてみてください。

Bard

BardはChatGPTの後を追うようにリリースされたGoogleが開発した大規模言語モデルです。ChatGPTの無料版とは異なり「現在の日本の総理大臣は?」と質問すると「岸田文雄です」と答えるなど情報が最新のものになっています。
しかし、私の使用感ですと、現時点ではいまいち文章が機械で生成したぎこちなさが残るものもあり、さらなる改善が必要かと考えられます。その一方で何種類も回答を出してくれることや生成スピードが若干ChatGPTよりも早いことからご自身でどちらが使いやすいかぜひ試してみてくださいね。

画像生成系AI

Midjourney

https://www.midjourney.com/home/?callbackUrl=%2Fapp%2F

Midjourneyは、複数の単語などからイラストや画像を生成できる生成系AIです。現在ではMidjourneyを間接的に使うことができるLINEアカウントも登場しています。
Midjourneyを利用すると今までならイラストレーターが何十時間もかけて描いていたような作品を、数秒で、しかも複数パターン生成することができてしまいます。
ですから、今まで頭の中にあったイメージを絵として人に伝えるのは困難だったものの、それが可能になるかもしれません。

終わりに

いかがだったでしょうか。

今回の記事では慶應SFC受験生なら知っておきたい最新テクノロジーについて高校生でもできるだけ理解しやすいように解説していきました。

次回もこれを知った皆さんだけが受験に有利になるような情報をお伝えしていければと思っています。

これらの技術はあなたが日々勉強をしている最中にも刻々と進化していきますから、自分でも気になったものを調べてみることをおすすめします。

ITmediaTechChrunchなどのサイトがおすすめです。

こうした最新技術に関するリテラシーは、受験に限らずこれからの社会を生き抜く上で必須と言っても過言ではないでしょう。ですから、中高生のうちから基礎的な知識を頭に入れた上で、実際に触れるなどすることで身近に感じていってほしいと思います。

そうすることで、それが受験対策としても功を奏する日が来るのではないでしょうか。

応援しています。

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ABOUT ME
カイ
慶應義塾大学環境情報学部1年。 受験生時代に小論文のトリセツサイトにお世話になり、現役で環境情報学部・総合政策学部にW合格。受験科目は英語+小論文。 自身の受験の経験や現役慶應生であるという立場から皆さんのお役に立てる情報をお伝えしていきます!

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