こんにちは!「小論文のトリセツ」にお越しいただき、ありがとうございます。
このサイトの運営者、井口和宏と申します。本サイトではKaz(@shoron_master)と呼んでください!
「小論文のトリセツ」は、受験小論文で合格点を獲得するために必要な、小論文作成の考え方や具体的な知識・ノウハウ、小論文の回答例など、小論文作成の基礎から応用までの情報について発信しています。
この記事では、本サイト「小論文のトリセツ」と、僕のプロフィールをご紹介をします。ぜひ読み進めていただけると嬉しいです!
この記事の目次
当サイト「小論文のトリセツ」のご紹介
対象となる小論文試験は、慶応SFCや東大後期日程を初めとする難関大学の受験小論文だけでなく、MBA含む大学院入試の小論文にも対応しています。
- 小論文で合格点を取る!短期集中講座
- 大学別傾向と対策
- 小論文の回答例
- 小論文のネタ収集方法
- 小論文のオンライン添削講座
- 受験生活の乗り越え方
〜大学時代まで
- 北海道生まれ→神奈川育ち
- 高校は、鎌倉学園高校(中高一貫)
- 大学は一浪の末、慶應義塾大学総合政策学部に入学
- 大学4年間は、某大手大学受験予備校のチューターとしてアルバイト
- 慶応SFCを初め、難関大学の小論文の添削(膨大な量!)およびレクチャーを担当
- レポートの比重が大きい大学の単位は、ほとんどオールA
〜大学卒業後の僕の活動
- NPOのコンサルティング業務を経て、スタートアップに転職
- キャリアコンサルタントとして活躍(某大手転職媒体にて、転職決定人数部門 全国1位を受賞)
- その後、インターネットサービスを展開する複数の新会社・新規事業立ち上げに従事
- そのなかには、日本最大級に成長しているサービスもあり
- 現在はインターネットメディア分野で起業し、コンサルティング業務や複数のメディアを運営中
- 趣味はヨット(学生時代から継続)、読書、ブログ
このプロフィールに目を通してくれている「あなた」には、
・僕がどんな人間なのか
・小論文のトリセツがお伝えする情報
を知ってもらいたいと思います。
ぜひ最後までお読みください!
レギュラーになれなかった野球部(中学)と、副将として活躍したハンドボール部(高校)
僕は、1985年に北海道で生まれました。双子の兄弟がいます(僕が5分遅く生まれたので、弟という位置付けです)。
そして、小学校3年生に神奈川県へ引っ越してきて以来、大学卒業までずっと神奈川県に暮らしていました。
小学校から日能研に通わせてもらい、中学受験をし、複数の学校に合格しましたが、家からもっとも近いという理由で鎌倉学園という中学校に入学。当時の偏差値は60弱くらいで、鎌倉五山の第1位である建長寺というお寺の隣にある、中高一貫の男子校です。
中学時代
中学時代は、野球部に所属し、ひたすら練習していました。しかし、周りの人は、小学校からジュニアリーグで活躍していた人が多く、また人気のスポーツだったこともあり、結局レギュラーにはなれませんでした。とても悔しい経験で、いまでも記憶に残っています。
野球部でいくら練習しても上には上がいてレギュラー争いの競争に勝てない、もっと言えば、人には向き不向きがある、どうすれば自分は他人に勝てるのか?と考えた経験は、その後の人生で、何かを選択する際の判断基準の原体験になっています。
高校時代
高校時代は、なんでも良いからレギュラーになって、試合で活躍したかった。そこで選んだスポーツは、ハンドボール部でした。
なぜハンドボール部を選んだかと言うと、同期が誰もいなかったから。
中高一貫なので、中学にもハンドボール部がありチームが出来てましたが、僕の学年は誰も所属しておらず、スッポリ空いている状況でした。
また、ハンドボール部は野球やサッカーに比べたらマイナースポーツということもあり、部員の人数がかなり少ない状況でした。
つまり、入部したら、自分がレギュラーになれる可能性はかなり高いだろう、と考えたのです。
そこで、僕は野球部を引退してから高校が始まる前にハンドボール部に入部し、1人で先輩に教えてもらいながら、練習を続けていました。
そして、高校が始まってからは、野球部時代に仲の良かった(=レギュラーじゃないw)友達を誘って同期のチームを作り、練習に励むことができました。
結果的に、1年生の時点からレギュラーとして試合に出場できるようになり、学年が上がってからは副将として、練習メニューの設計やチームのマネジメントなど、多くの経験を積むことができました。
同期が誰もいないハンドボール部に入部した選択は、間違っていなかったと今でも思っています。
全滅した大学受験と、濃密な時間を過ごした浪人時代
高校3年生の夏の大会に負け、引退が決まりました。
受験生 現役時代
予備校は大学3年生のときから通わせてもらい、ハンドボール部引退後は、より大学受験の勉強に専念するようになりました。
数学ができない、典型的な私立文系の学生だったので、予備校では英語・現代文・古文・世界史など、数多くの授業を履修していました。
これは今思うと、ものすごくお金をかけてもらっていたと思うし、今だったら、もっと低コストで効率的な学習方法がいくらでもあるな、と強く感じています。
一通り勉強したつもりになっていたものの、模試の判定は、受験直前期になってもD判定や E判定ばかり。
そして、受験した学校は以下の5つ。
- 上智大学 経済学部
- 慶應義塾大学 経済学部
- 慶應義塾大学 商学部
- 慶應義塾大学 総合政策学部
- 慶應義塾大学 環境情報学部
上智大学は滑り止め(E判定なのにw)という位置付けで、「これだけ受験すれば、どれかしら受かるだろう」という、ものすごく甘い期待の元に受けました。
結果は、
でした。
どこかしらの大学に引っかかるだろうと甘読みしていたので、これはさすがに堪えました。
行く大学が無いので、親に頼んで浪人させてもらいましたが、双子の兄は現役で合格し、周りの仲良かった友達も皆合格していたので、僕1人が浪人していたような状況です。
受験生 浪人時代
浪人時代は、精神的にものすごく辛かったです。
不合格の結果が分かった翌月の3月から、家で勉強していると、母親から
「何のために高いお金を出して、中高一貫に行ったと思ってるの!?」
「浪人している人なんて、あんただけじゃない!」
「あんたは本当に出来が悪い」
「金食い虫だ」
などと罵倒されるようになっていました。
そのストレスが辛くて、どんどん母親と話したくなくなっていき、親に対しての反発の感情が強くなっていきました。
そのため、出来るだけ親に頼らずに浪人生活を乗り越えて、何としても志望校に合格して、親を見返してやる!と心に誓いました。
受験に戦略を立てる
そこで、まずは現役で不合格になった原因を、冷静に振り返ってみることにしました。
いろいろ考えた結果、受験校に対する対策が不十分であることは確かなのですが、志望校を絞りきれていないことが原因だと考えました。
というのも、僕はなんとなく(笑)慶応大学に進学したいと思い、4つも受験して、「どれか受かればいっかー」と思っていましたが、よく考えると、それぞれ対策がまったく異なります。これらすべての対策をするのは、とてもハードルが高いです。
そして、仮に複数の大学に合格したとしても、入学できる大学は当然1つだけです。
そこで、もし慶応の経済学部と総合政策学部の両方に合格したら、どちらに行きたいか?と考えるようになりました。
HPの閲覧や先輩から話を聞くなど、情報収集を重ねた結果、「自分はSFCに行きたい」「総合政策学部を第一志望にしよう」と決めました。
また、総合政策学部と環境情報学部は、双子の学部と言われるように、入試の形態も非常に似通っており、入学後のカリキュラムは学部をまたがって(当時は)自由に選ぶことができました。
つまり、SFCを志望校にすれば、合格の可能性が2倍になり、チャンスが広がります。
そして、第一志望校を決めたならば、限られた勉強時間を、出来るだけ第一志望校の対策に時間を割くべきだと思いました。
そのためには、他の大学受験への勉強時間を極力減らす必要があります。マーケティングで言う「選択と集中」です。
選択と集中をした結果、僕はSFC以外の慶應義塾大学の受験を捨てることにしました。
振り返ってみると、3月に1人したこの意思決定は、SFC合格のためにもっとも大事な選択だったと思っています。
小論文の克服
SFCは、英語と小論文の2教科だけで合否を決めるという、かなり独特な入学試験です。僕は英語が出来ませんでしたが、小論文も勝るとも劣らず苦手でしたw
そのため、SFCに特化した対策をする必要性を感じ、某大手大学受験予備校で、専用の授業を受けたいと思いました。
ただし、親には頼りたくなかったですし、そもそも「あんたが慶応に受かるはずはない!」という口調だったので、そのためにお金を出してくれませんでした。
そこで、SFC対策に必要なお金は、自分でアルバイトをして稼ぐことにしました。
アルバイトは、予備校の授業が終わった後、夕方〜深夜にかけて週に3回程度。アルバイト以外の時間は、ほとんどすべて勉強という状況でした。
小論文は、SFCの過去問をひたすら解いていました。小論文の書き方、勉強の仕方については、別の記事でしっかりまとめていきます。
とりわけ、同じ小論文の講座を受講していた2人の仲間(浪人生)が出来たことは、自分にとっての転機でした。
小論文は、自分1人だけでは、成績を伸ばすことが難しい科目です。
小論文を作成し、フィードバックを受け、また書き直す。友達の答案と比較して、何が評価され、何がダメなのかを理解する。そして、お互いに励まし合える関係をつくることが、小論文で合格するためのポイントだと実感しています。
試行錯誤を続けるうちに小論文に手応えを感じるようになり、受験直前に書いた小論文では、A評価を受けるまでに成績を伸ばすことが出来るようになりました。
第一志望の総合政策学部に合格!
そして、遂にSFCの受験日を迎えました。
環境情報学部はあまり手応えがなかったですが、総合政策学部の小論文は、ものすごく手応えがありました。自己評価するならば、B+もしくはA評価というくらいです。
結果として、慶應義塾大学総合政策学部だけ合格しました。
もう1つの環境情報学部や、滑り止めの上智大学(笑)は、2年連続で不合格でした。でも、第一志望校が受かれば良いんです。
ちなみに、上智大学は受験日程が早めなのですが、落ちたことによって入学金の着手金を支払う必要がなくなり、個人的には親孝行をしたと思っていますw
慶応SFCでの大学生活
SFCでの大学生活は、本当に最高でした。
ぶっ飛んだ発想をする同級生がたくさんいるし、カリキュラムも選びたい放題。一般教養というカテゴリーがないので(当時は)、自分の興味に応じてカリキュラムを自分で設計するという感じでした。
キャンパスは24時間オープンで、宿泊可能(通称、残留)ということもあり、本当によく大学に泊まっていました。一緒に泊まってグルワ(グループワーク。チームを組んで課題に対するアウトプットを提出すること)をした友達は、今でも親友です。
SFCでの大学生活については、別途記事にしますが、ここでは4年間続けた、某大手大学受験予備校でのアルバイトの経験を話したいと思います。
某大学受験予備校での小論文のレクチャー
SFC入学直後から、高校そして浪人時代から通っていた某大手大学受験予備校(Yゼミ)に、チューターとしてアルバイトすることにしました。
何かしらアルバイトをする必要があると思っていたし、何よりも、受験時代にSFCの先輩チューターには本当に親身になってサポートしてもらったので、自分も将来の後輩に対して恩返しがしたいなと思ったことがきっかけです。
結果的に、その予備校で開催されたSFC小論文講座の、生徒の小論文の添削を年間500枚近く行っていました。
小論文の添削の期日は決まっているため、直前になるといつも徹夜している状況で、ややノイローゼにかかっているような状況でした。
膨大な量の小論文の添削をするために、少しでもモチベーションを高めるため、いろんなカフェを転々としていました。中でも、予備校の近くのスターバックスでは、通いすぎて店員さんだけでなく、他のお客さんにも顔を覚えられるくらいでした。
おそらく、僕以上にSFC小論文の添削をしていた大学生はいないと自負しています。
また先生の授業の後には、「ワークショップ」と称して、チューター主体で学生と双方向的な授業を独自に企画して実施しました。毎回アンケートを取っていましたが、とても好評だったことを覚えています。
受験直前期にチューターのシフトに入っていると、小論文添削のために生徒の相談の行列ができて、常に10人待ちというような状況でした。当然、生徒の相談以外にも業務はあるので、他のアルバイトからやや疎まれていたこともありましたが、僕のモチベーションはあくまでもSFC受験の合格者を増やすことでした。
結果的に、毎年多くの教え子がSFCに入学しました。彼ら彼女らから、自分のサポートに対するお礼の連絡をもらう時が本当に嬉しかったです。
小論文のトリセツに懸ける想い
これまでの小論文のレクチャー、添削の経験を通じて、確実に言えることがあります。
適切なサポートを受けることで、小論文の成績は、確実に伸びていく
僕は、大学受験の中で、唯一、自分の意見を主張して、その内容を評価してくれる科目が小論文だと思っています。世界史や日本史、古文や漢文などの、重箱の隅をつついたような暗記問題に解答することに、受験の意義を見出せなかったのです。
受験小論文で合格点を取るためのテクニックは存在します。その内容については、本サイトで余すことなくお伝えします。
でも、テクニックだけでは必要十分ではありません。もっとも大事なのは、「あなたなら、この課題に対して、どう考えるか?」という、あなたの意見、あなたの主張です。
小論文を受験科目に据えている大学は、自分の考えを深掘りし、それを表現できる学生を求めています。
たしかに、小論文の答案を作成することは、学生の皆さんにとっては大変でしょう。でも、添削し評価する側も、同様に大変なのです。実際の受験では、短期間で、大量の答案を、少人数で評価しなければなりません。これは、ものすごくプレッシャーのかかる仕事です。
そこまでして、なぜ一部の大学は、小論文の受験科目を入れるのでしょうか?
それは、入学試験こそが、大学が望む人材を獲得するための唯一のスクリーニング方法であり、小論文で求められる論理的思考力、創造力、表現力が豊かな学生を迎え入れたいという、大学の意志の表れだからです。慶應義塾大学や東京大学、京都大学などは、そういう大学なのです。
あなたは、暗記が得意な学生を求める大学に入りたいですか?それとも、あなたという人間を評価してくれる大学に入りたいですか?
このサイト「小論文のトリセツ」は、受験小論文で合格するために必要なすべての知識とノウハウを、余すことなくお伝えします。
受験小論文を通じて、自身の考えを主張し、相手に伝えるプロセスを経て、小論文の得点だけでなく、あなた自身が成長することを願ってやみません。
「小論文のトリセツ」は、そのために精一杯サポートすることをお約束します。
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