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【慶應SFC】英語の授業中に意識しないと差がつくこと #2

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前回の記事のキーフレーズと解説です。

Introduction

Japanese culture is a rich tapestry woven over thousands of years, representing a fascinating blend of tradition and modernity. Shaped by its unique geography, history, and societal norms, Japan has nurtured an identity that is at once globally influential and distinctly its own. The cultural elements of Japan, including art, food, social customs, and religion, portray a vibrant palette of diversity and depth, inviting a lifelong journey of learning and discovery.

1. 序論

日本の文化は、何千年にもわたる伝統と現代性が交錯する独特の深みを持っています。その独自の地理、歴史、社会規範に形成された日本は、世界に影響を与えつつも、独自のアイデンティティを保持しています。日本の文化要素、つまり、芸術、食、社会的習慣、宗教などは、多様性と深みのあるパレットを描き出し、一生の学びと発見の旅を提供します。

解説

日本文化の何千年にもわたる伝統と現代性に関する具体的な例などが段落最初の文に続いていますね。つまり、1文目はしっかり読むとして、それが何を意味するのかパッと頭に浮かべば、あとの具体例を交えた詳しい説明は確認するつもりで流し読みして構わないのです。

次の段落を見てみましょう。

Art and Literature

Japanese art and literature span a multitude of genres and periods. From the evocative brush strokes of ink wash painting to the stylized ukiyo-e woodblock prints, Japanese artists have developed unique aesthetic sensibilities. Manga (Japanese comics) and anime (Japanese animation) have also gained international acclaim. In literature, Japan boasts works of profound depth, ranging from the classical “The Tale of Genji” to the contemporary works of Haruki Murakami. Haiku, a form of poetry consisting of 17 syllables in a 5-7-5 pattern, illustrates the Japanese appreciation for brevity and nature.

2. 芸術と文学

日本の芸術と文学は、多種多様なジャンルと時代を経ています。水墨画の感動的な筆致から浮世絵のスタイリッシュな木版画まで、日本の芸術家たちは独自の美的感覚を開発しました。漫画(日本のコミック)とアニメは、国際的に称賛されています。また、文学においても、古典的な「源氏物語」から村上春樹の現代作品に至るまで、深みのある作品を生み出しています。自然と短さを愛する日本の感性は、5-7-5の型で17音節から成る詩、俳句にも見られます。

解説

これも1文目の抽象的な表現の具体例が後に続いていることがわかるでしょう。これを読んでくださっている方の多くは日本についてある程度知っていると思います。ですから、日本の芸術と文学といわれればなんとなく浮世絵とか、漫画とか古典系かなぁと想像がつくのではないでしょうか。

最初の文を読んだら、ここまですぐに予測した上で2文目以降を読んでいくと読み方に緩急がつくようになりますよ。

Cuisine

Japanese cuisine, known as Washoku, is celebrated for its depth of flavor, aesthetic appeal, and health benefits. The UNESCO-listed intangible cultural heritage encompasses sushi, tempura, and ramen among its varied dishes, along with a deeply ingrained ethos of seasonal eating. The Japanese tea ceremony, or chanoyu, is a ritualized serving of matcha tea, encapsulating the values of harmony, respect, purity, and tranquility – principles that extend far beyond the culinary sphere.

3. 料理

日本料理、つまり和食は、その風味の深さ、美的魅力、健康への効果で称賛されています。ユネスコの無形文化遺産に登録されている和食は、寿司、天ぷら、ラーメンなど多彩な料理と共に、季節の食事の精神を深く根付かせています。日本の茶道、または茶の湯は、抹茶の儀式的な供養であり、調和、尊敬、純粋さ、静寂の価値を体現しています – これらの原則は、料理の範囲を遥かに超えています。

解説

この段落も前の2段落と同じことが言えますので、次にいきましょう。

Religion and Philosophy

Shinto and Buddhism are the two primary religions practiced in Japan, often intertwined in people’s lives. Shinto, the indigenous faith, venerates nature and ancestors, while Buddhism, imported from mainland Asia, addresses the human condition and afterlife. These philosophies inform many facets of Japanese life, from rituals marking the passage of seasons and life milestones to the concept of “wabi-sabi,” an appreciation of transience and imperfection in aesthetics.

4. 宗教と哲学

日本で主に実践されている二つの宗教は、神道と仏教であり、これらはしばしば人々の生活の中で絡み合っています。自然と祖先を崇敬する神道は、日本固有の信仰であり、一方で、アジア本土から伝えられた仏教は、人間の状況と来世について語ります。これらの哲学は、季節や人生の節目を示す儀式から、美学における「わびさび」という概念(つまり、一過性と不完全さへの敬意)まで、日本の生活の多くの側面を形作っています。

解説

この段落もキーセンテンスは1文目だと考えられます。
神道と仏教について、仏教については馴染みがある人が多いかもしれませんが、神道は社会科目を勉強した人でないとピンと来づらいかもしれません。こんな時には、スピードをあまり早めることなくしっかり2文目以降も読み込んでいくのです。

Social Etiquette and Values

Japanese society places a high value on harmony, respect, and humility. This is seen in their etiquette, where bowing is a customary greeting, and the concept of “omotenashi” (deep hospitality) underpins interactions. The group is often valued above the individual, a sentiment rooted in the Confucian respect for hierarchical relationships. This has resulted in societal concepts like “tatemae” (public face) and “honne” (true feelings), reflecting the balance between outward conformity and inward authenticity.

5. 社会的エチケットと価値観

日本の社会は、調和、尊敬、謙虚さを高く評価しています。これは彼らのエチケットに見られ、お辞儀が一般的な挨拶であり、「おもてなし」(深いもてなし)の概念が対人関係の基盤となっています。日本の社会では、しばしば集団が個人よりも価値あるものとされ、これは儒教の階層的関係に対する尊敬に根ざしています。これは、「建前」(公の顔)と「本音」(真の感情)という社会的概念を生み出し、外見の一致と内面の真実性の間のバランスを反映しています。

解説

この段落も1から3段落と同じような基本的な構成になっていますので、説明は割愛します。

Traditional and Modern Entertainment

Traditional Japanese entertainment encompasses Noh and Kabuki theater, Sumo wrestling, and the refined art of Ikebana (flower arranging). On the modern front, Japan’s video game industry is a global powerhouse, producing franchises like Mario, Zelda, and Final Fantasy. Karaoke is a popular pastime, highlighting the communal spirit prevalent in Japanese society. Japanese pop culture, especially J-Pop music and anime have also gained a global following.

6. 伝統的な娯楽と現代の娯楽

伝統的な日本の娯楽には、能と歌舞伎の劇場、相撲、そして華道(花のアレンジメント)の洗練された芸術があります。現代的な面では、マリオ、ゼルダ、ファイナルファンタジーなどのフランチャイズを生み出している日本のビデオゲーム業界が全世界に影響を与えています。カラオケは人気の過ごし方で、日本社会における共同体精神を強調しています。日本のポップカルチャー、特にJ-Pop音楽とアニメも、世界中にフォロワーを持っています。

解説

これは1文目から具体例が入っており、それと対になる概念の具体例が2文目にきていますね。このような文章の場合は「Traditional Japanese entertainment」を読んだあたりで次の「Noh」「Kabuki」に続く単語をなんとなく拾っていけば十分でしょう。特にSFCの入試では細かいことよりも大意が掴めているか問われる問題が多いですから、そこに時間をかける必要はあまりないでしょう。

もし問われたらその箇所にすぐに戻れるくらいであれば良いです。

Architecture and Design

Japanese architecture demonstrates a profound respect for nature and the philosophy of minimalist design. Traditional structures, like the Ise Grand Shrine, use natural materials and reflect the surrounding environment. In contrast, modern Japanese architecture, showcased by architects like Tadao Ando and Kengo Kuma, often blends cutting-edge technology with traditional principles. The same design philosophy is seen in everyday items, demonstrating the concept of “monozukuri” (the art of making things), where functionality does not compromise aesthetics.

7. 建築とデザイン

日本の建築は、自然への深い敬意とミニマリストデザインの哲学を示しています。伊勢神宮のような伝統的な建造物は自然素材を使用し、周囲の環境を反映しています。一方、安藤忠雄や隈研吾などの建築家によって示される現代の日本建築は、最先端の技術と伝統的な原則をしばしば融合しています。同じデザインの哲学は日常のアイテムにも見られ、機能性が美学を妨げないという「ものづくり」(物作りの芸術)の概念を示しています。

解説

この文章をChatGPTに書かせたというのも影響しているかもしれませんが、このように大体の文章は1文目がキーセンテンスになっていることが圧倒的に多いです。

Conclusion

Japanese culture is a fascinating study of contrasts, where ancient traditions coexist with modern innovations. Its deep-rooted customs, complex societal norms, and vibrant art forms offer a rich, multifaceted cultural landscape. Though deeply grounded in its history and tradition, Japan continues to shape and be shaped by global trends, adding new threads to its cultural tapestry. A delve into Japanese culture is, thus, a journey of lifelong learning, yielding fresh insights and understanding at every turn.

8. 結論

日本の文化は、古代の伝統と現代の革新が共存する魅力的な研究対象です。その深く根ざした慣習、複雑な社会規範、活気ある芸術形式は、豊かで多面的な文化風景を提供します。歴史と伝統に深く根ざしながら、日本は引き続き、全世界のトレンドに影響を与え、受けながら、その文化の織物に新しい糸を加えています。従って、日本の文化に触れることは、新鮮な洞察と理解をもたらす一生の学びの旅となります。

解説

これはConclusionすなわち、まとめの部分ですからこの段落自体が2から7段落のまとめになっている感じですね。

慶應SFC小論文の駆け込み寺

終わりに

今回は、慶應義塾大学環境情報学部・総合政策学部(慶應SFC)を志望する生徒向けに、中高の授業中に一番意識してほしいことお伝えしました。

近日中に、他にも中高の授業の効率的な使い方をご紹介していきます。

大学受験の話になると、まず勉強量を確保することが重要だということはよく言われると思います。それはもちろん否定の余地はないのですが、闇雲に量だけを確保すれば良いと言う問題ではありません

学校の授業外で頑張りすぎて、授業を半分寝ながら受けているようでは好ましいとは言えません。むしろ、学校の授業内でものすごい集中して成果が出せれば、授業がない時は別の活動に打ち込むことができるかもしれません。

ですから、時間は限られているということを忘れずに、日々努力を重ねてほしいと思います。

受験勉強応援しています。

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・SFCに行きたいけれど、ここ一年よく勉強できなかった、成績が伸びなかった
・急に志望校をSFCに変えたけど小論文には手が付けられてない
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ABOUT ME
カイ
慶應義塾大学環境情報学部1年。 受験生時代に小論文のトリセツサイトにお世話になり、現役で環境情報学部・総合政策学部にW合格。受験科目は英語+小論文。 自身の受験の経験や現役慶應生であるという立場から皆さんのお役に立てる情報をお伝えしていきます!

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