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【ここから差がつく】慶應SFC受験生必見!1年前にやるべきこと #2

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慶應SFCインテンシブコース

全体編

なぜ慶應SFCに行きたいのか、理由を言語化して整理する

慶應SFCは、SFCに行きたいと強く思い、SFCのことをよく知っている人に有利な出題をする傾向にあります

ですから、英単語を覚えると英語が読めるようになって点数に直結する、といった行為ではありませんが、これは重要なステップです。

また、本気で受験勉強をしていると、ずっとやる気MAXでできることは少ないです。どこかで疲れたり、諦めそうになったりすることがあると思います。そんな中でも、熱を完全には消さないためにも、「自分はなぜ慶應SFCに入りたいのか」という、立ち返ることのできる原点を作っておくことをおすすめします。

今までの自分の生活を振り返って、体調を崩しやすい時期があるか把握しておく

続いて、体調面からも、受験の長期戦の中で体力や気力といった限られたリソースをうまく分配する必要があります。

そのため、今までの20年程度の人生を振り返って、例えば季節の変わり目には風邪をひきやすいとか、冷えるとお腹を壊しやすいとか、自分の特徴を知っておくと、どこかで役に立ちます。

もちろん、体調を全く崩さずに受験を終えることがベストですが、そうしたリスクも考慮した上で、受験計画を立てることが、成功の秘訣です。

・最悪の事態を想定しておく

さらに関連して、リスクマネジメントの観点から、最悪の事態を想定しておくと安心です。想定すると、本当に起こってしまいそうな気がする、という気持ちもわかりますが、全く想定していないのに起こったのと、事前に想定していたのでは対応の初動も変わりますし、メンタルに与える負の影響もできるだけ小さく抑えることができます。備えあれば憂いなし。

具体的には、「最悪の事態」として以下のようなものが考えられます。
さまざまな受験生を対象としてこの記事を書いているため、一部の受験生が現在置かれている状況と、以下の記述が重なってしまう可能性もありますが、決してそういった状況を外側から「最悪だ」と決めつける差別的な意図は全くありません。

そういった状況が未だ起こっていない受験生に向けて、これからもしかすると起こるシナリオを提示し、今からでも対策を講じておくことは価値のあることだという考えのもと、ご説明します。

  • ・身内に不幸がある
  • ・何かしらの事故や病気によって身体機能の一部が使えなくなってしまう
  • ・地震などの災害が起こり、避難生活を余儀なくされる
  • ・精神を病んでしまい、勉強どころではなくなってしまう
  • ・保護者の収入が激減/もしくは途絶え、受験費用を捻出できなくなる
  • ・失恋して勉強が手につかなくなる
  • ・受験の申込期日を間違える/受験料を払い忘れる
  • ・戦争が始まってしまい、受験どころではなくなる

考えられるシナリオとしては、上記に挙げたものが主でしょう。
受験の申込期日を間違えるといったことは、1年前の今からすると「本当?笑」と思わず馬鹿にしたくなるかもしれませんが、実際、私の知人でもこのために受験できなかったケースがありました。

それぞれのシナリオについて、講じるべき対策防止策の例や起こってしまった場合に、どのようにすべきか、一緒に考えてみましょう。

何かしらの事故や病気によって身体機能の一部が使えなくなってしまう

当たり前ですが事故に遭わないように、日頃から気を抜かないことが防止策です。
もし事故に遭ってしまった場合は、慶應に限らず、多くの大学で、何かしら身体的な障がいを抱える方は試験の公平性を担保するための特別措置がなされる場合があります。
このことも頭に入れておくと良いでしょう。

身内に不幸がある

身内に不幸があるというのは、たいへんショッキングな出来事であり普段なら悩まないような先の見えない不安や、喪失感に襲われることがあるでしょう。

そうした精神的なダメージから、不眠に陥り身体的にも不健康になってしまい、さらに状態が悪化するケースが考えられます。

その場合、信頼できる友人に連絡を取って話を聞いてもらうなどすると、少しは心が楽になることがあります。

ライバルの受験生は勉強をしている、差がついてしまう、と焦る気持ちになることがあるでしょう。無理してでも勉強をしないといけないと思う気持ちも理解できますが、それで悪化して受験が受けられない方がよっぽど不幸になってしまう可能性が高いです

そのため、どうしても少しでも前に進まないと落ち着かないと感じられたら、一日5分だけでも学習を進めるつもりでいよう、などとあらかじめ想定しておくと良いです。

地震などの災害が起こり、避難生活を余儀なくされる

日本に住む以上、地震や津波などの災害リスクとは常に隣り合わせです。

そんな中で、大地震が起こる可能性はあるでしょう。そうなった場合、もちろん第一に自分の身の安全確保、大切な人の命を守ることが優先なのは、いうまでもありません。

ですが、そのあと助かったとしてもし家に戻れる状況ではない場合、避難所生活を余儀なくされることもあります。

避難所では、24時間プライベートのあまり確保されていない場所で知らない人と生活をしなければならず、非常にストレスが溜まることでしょう。

もし、勉強道具がなくなってしまったら、どのようにして勉強を続ければいいのか。

今一度考えておくことは、ここまで大きな災害でなくても、どこかに閉じ込められてしまうといった場合にも策を転用できます。

また、経済的な負担も考慮に入れなくてはなりません。

慶應義塾では、地震などで被災された方に対して、所定の手続きを踏めば入試検定料や入学に必要な費用の減免が受けられる制度があります。

こちらも合わせてご確認いただくと安心材料になるでしょう。

精神を病んでしまい、勉強どころではなくなってしまう

私も実際に半分精神を病みかけた経験があります。

今まではあまりネガティブな性格ではなかったのですが、コロナによって人と会うのを制限されるのも影響してか、あまり人と話さずずっと勉強することを余儀なくされました。

また、受験はどれだけ勉強していても、模試で良い成績が出ていても結果が出るかは当日蓋を開けてみるまでは分からず、その不確定要素も不安やプレッシャーの材料となりかなり精神的に厳しい状態が続きました。

もし、今までに本格的な受験を経験したことがないのなら、今までとは全く違う生活が待っていると身構えておいた方が良いです。性格が普段から楽観的な人でも、油断は禁物です。

これを高校生全員が経験すべきとは思いませんが、ある意味の厳しい戦争のような競争が待っています。しかも、周りを走っているライバルの顔も性格な位置も分からずずっと走り続けなければならないのですから、精神的にくるものがあります。

あなたがもし、精神を病んでしまって勉強が手につかなくなってしまったら、するべきことを考えておいてください

時間を忘れて没頭できるほどの趣味はありますか。

話していて疲れが吹き飛ぶような相手はいますか。

競争の中でもそういった今までの「好き」を大事にしながらメンタルを強く持って受験を乗り越えて欲しいと思います。

保護者の収入が激減/もしくは途絶え、受験費用を捻出できなくなるかもしれない

上の項目にも続いて、私の代が大学受験だったときはコロナによる打撃で、飲食、旅行などの一部の業界が特に大ダメージを受け、失業する人もいました。

今後コロナとは別の要因で、受験費用の捻出が厳しくなる家庭が生まれることがあるでしょう。

慶應義塾の場合、残念ながら直接的には受験費用を減免する制度は2024年4月現在ありません。

しかし、合格後に利用できる、さまざまな奨学金があります

慶應義塾の学生を主に対象としている独自のものもあれば、慶應とは関係のない財団が運営している奨学金もあります。

大学に合格できれば、経済的に困窮している家庭にはしっかりと援助が提供されることが多いですので、手前の受験費用はどうにか捻出してほしいと思います。

失恋して勉強が手につかなくなる

高校生活は、人生に1度しかありません。そんな中で、勉強一辺倒というのも何かしら目的や志があるならば良いですが、そうでないならばつまらないものでしょう。

そんな中で、高校生活を彩ってくれる一つの要素として恋愛があると思います。

高校3年生はいよいよ卒業も迫ってきて、気になる相手に思いを伝えられる最後のチャンスだと焦る気持ちを持つ人もいるでしょう。

いざ告白してみて、振られてしまったら人生が終わったかのように感じられることさえあるでしょう。そんな状況では、勉強しようにも手につかないのはよく理解できます。

思いを伝える前に、振られることを想定するのは酷ですがそれで勉強が手につかなくなるという可能性も、頭の片隅に置いておいてください。

受験の申込期日を間違える/受験料を払い忘れる

本当かと思われるかもしれませんが、本当に起こる事件です。

注意すべきは、保護者の方に手続き系を任せがちな人です。万が一、保護者の方の見落としやミスで受験できなくなってしまったら、関係が悪くなる可能性は否めません。

もちろん、保護者の方にそういった手続きは任せて自分は勉強に専念したいという気持ちもわかりますが、せめて最終確認は自分も含めダブルチェックするなど、工夫をしてください。

戦争が始まってしまい、受験どころではなくなる

ここまで考えられていれば、ちょっとやそっとのことであれば「想定内」として対応できるはずです。

今、できる限り起こりうるリスクを挙げて、頭の片隅においておいたら、あとは勉強に精を出しましょう。

ここまで、受験期に想定される最悪のシナリオを想定してきました。ここまで考えておけば、不測の事態に陥る確率がぐんと減らせることでしょう。

それでは、これからはより具体的に、現役生向け・浪人生向けのアドバイスをお話ししていきます。

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ABOUT ME
カイ
慶應義塾大学環境情報学部1年。 受験生時代に小論文のトリセツサイトにお世話になり、現役で環境情報学部・総合政策学部にW合格。受験科目は英語+小論文。 自身の受験の経験や現役慶應生であるという立場から皆さんのお役に立てる情報をお伝えしていきます!

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