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【2023年度版】慶應SFC受験生向けテクノロジー解説 #5

こんにちは。

今回は慶應義塾大学環境情報学部・総合政策学部(慶應SFC)受験生なら知らなければ他の受験生に差がつけられてしまうかもしれないテクノロジーを解説していきます。
以下のテクノロジーを解説している書籍や記事は山ほどあると思いますが、今回は慶應SFC受験生向けにアレンジしてお伝えしていきます。

特に環境情報学部の小論文ではテクノロジーについての教養があるとだいぶ見通しが良くなったり、質の高いアイディアを短時間で出せるようになったりします。

新しいテクノロジーの出現を手放しに喜ぶのでも、怯えるのでもなく正しい知識をつけて正しく使いこなせるようになりたいものですね。

ですから、ざっと以下の内容に目を通すだけでも構いませんし、気になる見出しから直接その解説ページに飛んでいただいても問題ないので、読んでいただければと思います。

このテーマは書くことがたくさんあるため、全11回のシリーズでご紹介いたします。
ただし、時が経過するにつれたどんどん新しいテクノロジーが台頭してくるため、その際は必要に応じてまた紹介いたします。

今回も次回に引き続き話題のテクノロジーについてご紹介します。

それでは、本題に入っていきましょう。

慶應SFCインテンシブコース

インターネット・オブ・シングス(IoT)

インターネット・オブ・シングス(IoT)とは、様々なモノがインターネットに接続され、相互に情報をやりとりすることで、さまざまな価値を生み出す技術のことです。

IoTには、センサーやアクチュエータ、通信機能を備えた機器が多数存在します。例えば、スマートフォン、タブレット、ウェアラブルデバイス、自動車、家電製品、産業機械などが挙げられます。これらの機器は、ネットワークに接続され、データのやりとりを行うことで、利便性の向上や効率化、新しいビジネスモデルの創出など、多様な価値を生み出します。

IoTの応用例としては、スマートホームやスマートシティ、産業用途のスマートファクトリー、自動運転技術などが挙げられます。スマートホームでは、家電製品やセンサーがネットワークに接続され、音声やスマートフォンからの操作で家電製品の操作や照明、エアコンの制御、セキュリティの強化などが可能になります。スマートシティでは、交通や照明、ゴミ収集などのインフラがIoTによって効率的に管理され、地域の課題を解決するための情報提供やサービスの提供が行われます。

IoTの技術が進展するにつれ、センサーや通信技術の進歩により、より小型・低コスト化が進み、IoT機器がますます普及することが予想されます。また、AIとの組み合わせやブロックチェーン技術の活用により、IoTがより高度なデータ処理や信頼性のあるデータ管理を行うことができるようになると期待されています。

しかしながら、IoTがより普及した世界でハッキングが行われた場合、私たちの衣食住といった生活に多大なる影響を及ぼす可能性があるなど、さまざまな問題点が考えられます。

ビッグデータ

ビッグデータとは、膨大なデータ量のことを指し、従来のデータベースやツールでは処理が困難であったり、価値を見出すことができなかったりしたデータを指します。ビッグデータの特徴は、3つのV(Volume、Velocity、Variety)で表されます。

  • Volume(ボリューム):データ量が非常に大きいこと
  • Velocity(ベロシティ):データの生成速度が非常に速いこと
  • Variety(バラエティ):データの種類が多岐にわたること

ビッグデータの処理には、従来のデータベースや処理方法では不可能な量のデータを処理するために、新しい技術やツールが必要です。例えば、HadoopやSparkなどのビッグデータ処理プラットフォーム、NoSQLデータベース、マシンラーニングやAIなどが挙げられます。

以下に、具体的なビッグデータの活用例をご紹介します。

医療

医療記録、検査結果、遺伝情報など、大量の患者データを分析するためにビッグデータを活用することができます。
これにより、医師や研究者がパターンや相関関係を特定し、より良い診断、治療、病気の予防につなげることができます。しかしながらこうしたデータは、漏洩すると個人のプライバシーが著しく侵害される恐れがあるために倫理的な問題も発生します。

交通機関

ビッグデータは交通システムにおいて、交通の流れを最適化し、渋滞を緩和し、安全性を向上させるために使用されています。センサー、GPS、交通カメラなどのデータを分析することで、交通管理の改善やインフラ整備の計画をリアルタイムで判断することができます。

個人により特化したマーケティング

企業はビッグデータを使って、顧客の行動、嗜好、購買履歴を分析します。これにより、顧客一人ひとりに合わせた広告、推奨、提案を行うことができ、顧客満足度と売上を向上させることができます。
実店舗だとレジが収集のための大きな役割を担うPOSデータなどが有名です。

また、ネットショッピングをしたことがある人は多いと思いますが「あなたへのおすすめ」や「この商品を見た人はこんな商品も見ています」といった表示を目にしたことがあるでしょう。こうした身近な部分にも、ビッグデータは活用されているのです。

天気予報

気象予報士は、衛星やセンサー、測候所から得られる大量の気象関連情報をビッグデータで分析する。これにより、正確な天気予報、悪天候の早期発見、災害への備えが可能になります。

セキュリティ

銀行や金融機関はビッグデータを分析し、不正行為を示す可能性のある取引のパターンや異常を検出します。大量のデータをリアルタイムで監視することで、より効果的に不正行為を特定し、防止することができます。

教育の改善

ビッグデータは、生徒の成績、学習パターン、教育成果の分析に利用できます。この情報は、教育者が改善すべき点を特定し、教育方法を個別化し、困難な生徒に対して的を絞った介入を行うのに役立ちます。

スマートシティ

ビッグデータは、センサー、ソーシャルメディア、公的記録など、さまざまなソースからの情報を分析し、都市サービスを最適化するために使用されます。これには、効率的な廃棄物管理、エネルギー消費、都市計画、住民の生活全般の質の向上が含まれます。

有名なスマートシティとして静岡県裾野市で開発が進んでいる「TOYOTA WOVEN CITY」があります。僕も機会があればぜひ行ってみたいと思っています。

終わりに

いかがだったでしょうか。

今回の記事では慶應SFC受験生なら知っておきたい最新テクノロジーについて高校生でもできるだけ理解しやすいように解説していきました。

次回もこれを知った皆さんだけが受験に有利になるような情報をお伝えしていければと思っています。

これらの技術はあなたが日々勉強をしている最中にも刻々と進化していきますから、自分でも気になったものを調べてみることをおすすめします。

ITmediaTechChrunchなどのサイトがおすすめです。

こうした最新技術に関するリテラシーは、受験に限らずこれからの社会を生き抜く上で必須と言っても過言ではないでしょう。ですから、中高生のうちから基礎的な知識を頭に入れた上で、実際に触れるなどすることで身近に感じていってほしいと思います。

そうすることで、それが受験対策としても功を奏する日が来るのではないでしょうか。

応援しています。

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ABOUT ME
カイ
慶應義塾大学環境情報学部1年。 受験生時代に小論文のトリセツサイトにお世話になり、現役で環境情報学部・総合政策学部にW合格。受験科目は英語+小論文。 自身の受験の経験や現役慶應生であるという立場から皆さんのお役に立てる情報をお伝えしていきます!

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