こんにちは。
みなさん、受験勉強の調子はいかがでしょうか。
今回は、慶應義塾大学環境情報学部・総合政策学部(慶應SFC)の受験生で、英語を利用した入試を受験予定の人に向けて僕が考えるやらない方がいい勉強法を紹介していきます。
ここで紹介する方法は、僕が試してみたものも多く、僕には合っていないと感じたり、他の人に勧めてみたけど評判が良くなかったりしたものです。
どうしてそれが良い方法とは言えないのかの理由と改善案もできるだけ併せてお伝えしていきます。
しかしながら、人間みんな全く同じ、と言うわけではないので誰かにとって効果がない方法でも別の人には効果的だったということがよくあります。
ですから、最も重要なことは最終的には自分の頭で判断しよう、ということです。
ぜひご自身でも考え抜いて、自分なりの勉強方法を確立していってほしいと思います。
それでは本題に入っていきましょう。
単語を書いて覚えようとする
まずこれはなんと言ってもやってはいけないとよく言われる方法なのですが、
皆さんは覚えたい英単語を何度も紙に書く、ということはしていませんよね?
もし他の方法を試さないで、なんとなく覚えそうだから紙に書いているようなら一度やめてください。そして、何度も書くのではなく何度も見るという方法に切り替えてください。
理由としては、同じ時間に単語を書くことができる回数より、見られる回数の方が多く、単純に反復する回数が増えるからです。
ツールとしては英語アプリmikanがおすすめです。
僕はこれを使って盤石な英単語力の基礎を築いたと言っても過言ではありません。
それでもなお、書いて覚えたほうが自分の性格に合っているという場合はこの限りではありません。
なんとなく聞き流す
一時期テレビショッピングなどで一斉を風靡したネイティブの英会話を聞き流すだけで英語が話せるようになる、と謳う商品の影響からか英語はとにかく内容がよくわからなくても何度もなんとなく聞き流してさえいれば身に付く、と勘違いしていませんか。
ですがそれでは効果があまり見込めません。あったとしてもとても非効率であると考えられます。
もし、自分が理解できない言語を聞き流すだけで使えるようになるのだとしたら、学校も英語塾も必要なくなってしまいます。しかし、現時点ではそうはなっていませんよね。それはつまり、自分が理解できない言語を聞き流すだけで使えるようになるという魔法のようなものはないと考えられるということです。
ですから自分が原稿や書き起こしを読んだら意味がわかる程度の英文を聞き流すようにしてください。
自己流の発音で覚える
僕が高校時代、あまり英語が伸びないと悩んでいるクラスメイトに対して伝えたのが発音についてです。皆さんは、単語帳を使って英単語を暗記するときに、よく発音がわからないまま自己流の発音で覚えてはいませんか。例えばconscienceを「コンサイエンス」と読み上げる、などです。この方法を取ってしまうと発生するデメリットは2つあります。
- リスニングの時に聞き取れない
- (多くの場合リスニングもいずれどこかでやるので)そのタイミングで必ず覚え直さなくてはならないから二度手間になってしまう
このようなデメリットがあります。
ですから、必ず英語の勉強をするときには次の項目で紹介するフォニックスを勉強した上で、実際のネイティブの音や発音記号などを参考にしながら記憶してほしいと思います。
フォニックスを勉強しない
フォニックスとは、言葉を読み、発音するための教育・学習方法の一つです。
音と、その音を表す文字や文字のグループとの関係に焦点を当て、書き言葉で表現します。基本的に、フォニックスは、話し言葉の音と、書き言葉で使われる文字や文字の組み合わせがどのように結びついているかを理解するのに役立ちます。
もっと簡単に言うと、音と文字を表すさまざまなピースが入ったパズルがあるとします。
フォニックスとは、そのパズルのピースを組み合わせて、文字と音がどのように組み合わさって言葉を形成しているかを理解するようなものです。フォニックスを学ぶことで、単語を構成する音を認識し理解できるようになり、読み書きが上手になるのです。
フォニックスは、知らない単語を読み解くための基礎となるため、特に重要です。新しい単語に出会ったとき、フォニックスの知識を使って、その単語をより小さなパーツに分解し、どのように発音するかを考えることができます。
例えば、”cat “という単語を考えてみましょう。フォニックスを使えば、「c」は「k/」、「a」は「æ/」、「t」は「t/」という音になることがわかるでしょう。これらの音を混ぜ合わせることで、”cat “という単語を正しく発音することができるのです。
全体として、フォニックスは、書き言葉の音と文字のつながりを理解することで、高校生(およびすべての年齢の学習者)の読解力、発音、スペリング能力の向上を助ける貴重なツールです。しかしながら、聞くところによると中学校や高校ではあまり重視していないところも多いようで、非常に差がつくポイントです。
さらに、このフォニックスを勉強すると発音がネイティブにグッと近づくため、マスターできればカッコいいこと間違いなしです。
終わりに
いかがだったでしょうか。
今回はみなさんの多くがやりがちな方法から、もしかしたらやってしまうかもしれないニッチな方法まで幅広くやってはいけない勉強法をご紹介していきました。
とはいえ、冒頭でも書いた通り、万人に通用する勉強法はあまり存在しません。
あるとしても「集中して勉強しよう」くらいです。勉強時間でさえ長時間の人もいれば、短期間でメリハリをつけるタイプの人もいます。(成果=勉強の質×時間であるため、短時間のタイプは質が著しく高い可能性がありますが)
ですから、もし時間が許せば王道と言われている方法からあらゆる勉強法を試してみて、自分に合うようにカスタマイズできればベストでしょう。
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