都内私立中高一貫校を自主退学し、ニュージーランドへ留学。現地の高校に通いながら受験勉強を進め、慶應義塾大学 総合政策・環境情報の両学部に合格したS.Tさんの体験記です。
この記事の目次
自己紹介
こんにちは、S.Tです!
私は2026年度の慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)一般入試において、総合政策学部と環境情報学部の両学部に合格しました。
私は私立高校を自主退学し、海外の高校に進学したため、受験勉強は留学先であるニュージーランドで始まりました。そのため、一般的な受験生とは少し異なる環境で受験勉強を進めていたと思います。
SFCは中学受験の頃からの第一志望で、当時は附属中学を受験しましたが、対策不足もあり合格することができませんでした。当時の志望理由は「将来、名前の知られている大学に進学したい」という漠然としたもので、今振り返ると志望理由の明確さは受験勉強のモチベーションにも大きく関わると感じています。
その後、日本を離れて生活する中で、自分の将来について改めて考える時間が増えました。「自分は将来何を学びたいのか」「それを実現するにはどの大学に進学するべきなのか」という問いを、留学中は繰り返し考え続けていました。その結果、改めて「SFCに進学したい」と決意し、受験勉強を始めました。
当初は帰国子女枠での受験を考えていましたが、2026年度入試から帰国枠が廃止されたことで、一般入試対策にも本格的に取り組むようになりました。
少し特殊な受験経験ではありますが、SFCを目指す受験生の参考になるよう、勉強法をできるだけ具体的にまとめました♪
プロフィール
| 出身高校 | 都内私立中高一貫校を高1後期に自主退学→ニュージーランドの公立高校に2年間留学・卒業 |
| 部活 | 茶道部(4年間)、合唱部(留学中の2年間) |
| 塾 | 小論文のトリセツ 慶應SFCインテンシブコース、SFC小論文の駆け込み寺 |
| 興味分野 | 国際関係、経済、環境、言語 |
受験結果
- 慶應義塾大学 総合政策学部 合格
- 慶應義塾大学 環境情報学部 合格
かなり特殊だと思うのですが、私はSFCにどうしても進学したかったため、他の大学は受験しませんでした。合格できなかった際にはAO入試の対策に切り替えて再度SFCを受験しようと考えていましたが、無事両学部合格。最終的に総合政策学部への進学を決めました。
使用した参考書・サイト
英語
- パス単 準1級(4訂版)
- パス単 1級(1〜600のみ)
- 解体英熟語
- Next Stage(idiomのみ)
- 小論文のトリセツ SFC頻出単語(過去問演習をある程度繰り返した後に使用)
- 赤本(解説)
- 東進 過去問データベース(両学部10年ずつ、2〜3周)
小論文
- 東進 過去問データベース(両学部5年分ずつ、2〜3周)
- 駆け込み寺・インテンシブコース 他の受験生のB評価以上の解答模写
英語の勉強法
英単語
パス単準1級をメインに使用していました。受験前に英検準1級を取得していたこともあり、この単語帳を何周もして完璧にすることから単語学習を始めました。
パス単1級は準1級を9割ほど覚えた後に始めましたが、600語ほどで止め、その範囲を何周も復習しました。受験が終わった今振り返るとやって損はありませんが、直前期に1級単語に手を付けるのはあまりおすすめしません。SFC長文では1級レベルの単語も出ますが、過去問演習でもある程度補えます。
過去問も単語学習に活用し、分からなかった単語は適宜オリジナル単語帳にまとめて覚えていました。
受験直前期には、慶應SFCインテンシブコース受講者向けに配信されていたSFC頻出単語も確認。入れ切れていなかったところは隙間時間にできるだけ見るようにしました。実際、試験当日はこの単語リストからいくつもの単語が出題されたため、確認しておいてよかったです♪
英熟語
正直に言うと、受験勉強初期は熟語にはほとんど手を付けていませんでした。SFCは長文読解のみの出題なため、まず単語暗記と過去問演習に絞って7割以上取れるようにすることから始めました。
その後、空欄補充で細かい点を落とすことが多いことに気付き、解体英熟語・Next StageのIdiomのみを回すようにしました(正直嫌々でしたが…笑)。熟語を知っていたら取れた点も確実にあるので、受験生の皆さんは早めに単語とセットで熟語も回しておくことをおすすめします。
英文法
留学経験を通して文脈理解が得意になっていたため、参考書を用いた英文法の勉強は一切しませんでした。ただし、文構造の把握は「2択まで絞れたがそこから絞れない!」の解決にとても役立つため、過去問演習の際に意識することをおすすめします。
英長文読解
SFC対策で最も重要なのは基礎的な英単語の暗記、そしてその上での過去問演習による読解力向上です。
これは言い切れることですが、SFC入試で配点が高いのは空欄補充ではなく内容一致です!!
3点〜4点説もあると思いますが、ほぼ確実に「2点〜6点説」が正しいと私は信じています。根拠は実体験で、当日の環境情報学部英語試験における私の自己採点結果は以下の通りです。
| 設問 | 正答率 |
|---|---|
| 空欄補充 | 55%(22/40) |
| 内容一致 | 90%(18/20) |
一見厳しい結果に見えるかもしれませんが、この点数でも合格できました。内容一致問題への投資が合否を分けます。
過去問演習は「大問ごとに解く→直し(1〜2時間・赤本の解説やChatGPTを参照)→数日後に解き直し」というサイクルを繰り返していました。直しでは間違えやすいポイントを分析し、まとめを作るようにしていました。
小論文の勉強法
私はもともと国語があまり得意ではなく、SFCの小論文を初めて見たときは資料の量や文章の長さに圧倒され、「本当に自分に書けるのだろうか」と強く不安に感じていました。対策を始めた当初は原稿用紙の基本的な使い方すら怪しい状態で、ゼロからのスタートでした。
最初は「難しい言葉や回りくどい表現の方が良い文章だ」と思っていましたが、指導を受ける中でそれは勘違いだと気付きました。SFC小論文では、設問条件を正確に読み取りストレートに答えることが重要です。どれだけ良いことを書いていても、条件を取りこぼしてしまうと評価されません。そのため、「与えられた条件に漏れなく答えられているか」を常に意識して書くようにしていました。
過去問対策では、年度数を増やすことよりも1つの年度を丁寧に理解することを意識していました。具体的には、解いた後に添削を受け、その内容を踏まえてリライトを繰り返すという形で復習していました。同じ問題を何度か書き直すことで、SFC特有の書き方や構成を少しずつ身につけることができたと思います。
小論文の基礎から学ぶ必要があったため、直前講習の「SFC小論文の駆け込み寺」の授業も受講しました。小論文の基本的な考え方や書き方を丁寧に学ぶことができたので、基礎に不安がある受験生には特におすすめです♪
また、要約対策としては「具体と抽象を行き来する練習」がとても役立ちました。要約がかなり苦手だったのですが、この練習を繰り返したことで、試験本番では総合政策学部の800字要約も比較的スムーズに書くことができ、自分でも成長を実感しました。
これからSFCを目指す受験生へ
SFCの入試は独特な形式であるため、不安に感じることも多いと思います。私自身も、最初は「本当に合格できるのだろうか」と何度も思いました。しかし、過去問演習を通して出題形式に慣れ、自分の弱点を一つずつ改善していくことで、少しずつ自信をつけることができました。
また、受験勉強を続ける中では、「なぜ自分はSFCに行きたいのか」を何度も考えることも大切だと思います。志望理由が明確になるほど、勉強のモチベーションも保ちやすくなると私は感じました。
受験期はメンタルが不安定になりがちです。学校でも何が起こるか分かりませんし、実際に私は留学中、悩みすぎて受験勉強に手がつかないこともありました。そんな時は焦らず、目の前の悩みを解決することに注力してください。 悩み事がある時は勉強なんて二の次!でも大丈夫です。
SFCを目指している皆さんの努力が実を結ぶことを心から応援しています。この記事が、少しでも皆さんの受験勉強の参考になれば嬉しいです!







