「小論文+1科目で受験できる」慶應の学部がある・・・このウワサ、実は本当なんです!
ただ、だからといって合格率が高かったり、倍率が低かったりするわけではありません。
この記事では「SFC入試に関するウワサ」をSFC卒業生が検証していきます!
この記事の目次
慶應SFC 対策は簡単?!- SFCの難易度とは?
突然ですが、みなさんは以下の「慶應SFC受験に関するウワサ」を聞いたことはありますか?
・小論文+1科目だから簡単!
・他学部より圧倒的に入りやすい
・独学・塾なしでも合格できる!
私は小論文のトリセツの運営に携わる中で、このようなSFC入試に対する間違ったイメージや誤解を抱いたまま対策を十分にせず、軽い気持ちで受験して残念な結果を迎えてしまう受験生の話をよく耳にします。
ですのでこの記事にたどり着いたあなたはラッキーです!
SFC入試に関する誤解や偏見を、2022年総合政策学部卒のいりすと一緒に検証していきましょう!
「2科目だから楽勝」説
結論から申し上げますと、SFC(総合政策学部・環境情報学部)は2科目での受験が可能です。しかし、合格倍率は7倍超(2021)と慶應義塾大学の中では最高です。
慶應SFCの受験科目
慶應義塾大学の学部入学案内 を見ると、2023年度の受験科目がわかります。
図にしてみるとこんな感じ。
一般入試の試験科目は3パターン。
① 数学または情報+小論文
② 外国語+小論文
③ 数学+外国語+小論文
ご覧の通り、SFCは2科目でも受験が可能です。3〜4科目の試験が課される他学部と比較すると、「入りやすそう!」と感じるのも無理はないでしょう。
慶應SFCの倍率
しかし、こちらの記事で解説した通りSFCの倍率はなんと慶應の中で最高なのです。
あの医学部よりも高い倍率・・・!そう、SFC(総合政策学部・環境情報学部)は慶應の中で一番人気とも言える学部なのです。
SFCの倍率が高い理由はいくつか考えられます。
・人気の学部なので志望している受験生が多い
・他学部、他大学のすべり止め受験生が多い(=レベルの高いライバルが多い)
・記念受験組がいる など
中でもSFCは、慶應大学以外の難関大学や慶應大内の他学部を受験する生徒がすべり止めや練習のつもりで受けることが多いと考えられます。
つまり、SFCに合格するためには他のSFC第一志望の生徒、さらにSFCより難しく受験科目も多い学部・大学を受験する予定の生徒たちとの競争に勝ち抜く必要があります。
「小論文は独学・対策なしでも大丈夫」説
次によくささやかれるSFC入試のウワサ。
それは、「小論文は対策のしようがない上に対策をしている受験生も少ないので、小論文より他の科目に時間をかけた方がいい」ということです。
SFC小論文の厳しさ
いきなりですが厳しいことを言います。
今まで私が関わってきた受験生の中で、合格をなかなか掴み取ることができない生徒に共通すること。
それは、SFC小論文で求められているレベルと自らの現状レベルの差を理解していないということです。
SFCを志望する受験生はSFC受験を決めたらすぐ過去問に目を通し、過去問を解き、ご自身の現状と試験問題のレベルとの差を自覚して対策を始めてください。
「過去問調べるのめんどくさい!」「小論文って模範解答がアテにならないんだもん」という方は本ホームページ内の過去問解説サイトを今すぐチェックしてください。
過去問をチェックしてくれたみなさんならわかる通り、SFC小論文のテーマや形式は経済、政治、デザインや情報だけでなく芸術や文学など毎年多岐に渡ります。
ピンポイントかつ短期間で「この対策だけしていれば大丈夫!」という方程式や正攻法は存在しません。日々新しい情報や知識をインプットし、さらに過去問を解いてフィードバックを受け、答案のブラッシュアップを重ねる。このような長期間かつ地道な努力を続けないとSFCに合格はできません。
添削と書き直しを怠るな!
ところでみなさんはSFC小論文の正しい対策方法を知っていますか?
・過去問を解いただけで満足している
・SFC入試に精通していない人物に添削してもらっている
・そもそも添削を受けていない/書き直しをしていない
もし上記のような対策をしている方がいたら、今すぐに改めてください。
理由は以下の通りです。
・過去問を解いただけで満足している→添削を受け、書き直しを行い、自らの課題を見極めて学習計画を立てるところまでやらないと解いたことにはなりません
・SFC入試に精通していない人物に添削してもらっている→SFCの小論文はユニークかつ多岐にわたるテーマが特徴。SFCに特化した対策が必須です
・そもそも添削を受けていない/書き直しをしていない→模試を受けただけで満足しているのと一緒。時間と労力がもったいないです
ですから小論文のトリセツは、SFCに合格するためには「知識をインプットする→答案に落とし込む(アウトプット)→答案の添削を受ける→書き直しをする→書き直しの添削を受ける→自身の課題を客観視し把握する→今後の学習計画を立てる」というプロセスが合格のために必須だと訴え続けてきました。
高校生が学校の授業や部活動と並行し、自力でこのプロセスを行うのは非常にハードであり不安にもなると思います。
そこで私は以下の対策方法を提案します。
・SFCの現役生や卒業生など、SFC入試/SFCをよく知る人物と一緒に対策する
・SFCに関する情報を、インターネットや書籍などで常にチェックする
・小論文のトリセツの記事を読む
・SFC対策に特化した塾や予備校に通う
私たち小論文のトリセツでも、SFC受験生を最大限合格に近づけたい!という思いで一般入試対策とAO入試対策コースのサービスをご提供しています。
日々のコーチングや講義動画作成、添削などは全てSFC現役生と卒業生が行っています。
もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。
さいごに
先ほど申し上げたように、SFC受験を考えている生徒の中には優秀であるにもかかわらず「SFC入試はラク」「対策のしようがない」と思い込むことによって合格のチャンスを掴めない人がいっぱいいます。
もしかつてのあなたがそうであったとしても大丈夫。
今あなたがここでこれまでの勉強法の過ちに気づき、これから勉強に対する向き合い方や対策方法を見直せば今からでの慶應SFC合格の可能性は十分にあります。
合格のためには並大抵ならぬ努力が必要ですが、合格した暁には最高に楽しく刺激的な学びにあふれた4年間があなたを待っています!
ぜひこの記事に書かれていることを実行して、憧れのキャンパスでの学びを実現してください。
応援しています!