こんにちは!
インテンシブコースにてコーチを担当している、タクトと申します!
本記事では、大学に入学したものの仮面浪人してもう一度大学受験をしようか迷っている方に向けて、仮面浪人をする前に考えるべきこと・やるべきことを5つお伝えしようと思います。
私も仮面浪人を始めようか迷っていた時期があり、すごく悩み不安にもなりました。
ですが、結果的には仮面浪人を経て慶應SFCに合格することが出来ました。
この記事がそのような方々の助けになれば幸いです。
また、具体的な勉強法などは、本サイトに私の合格体験記が掲載されているのでそちらをご参照ください。
この記事の目次
仮面浪人を始める前に考えるべきこと・やるべきこと
ネットの情報を鵜呑みにしない
まず、「仮面浪人は成功しない」などといった言葉をネットでよく見かけますが、あまり信用しなくていいと思います。そういうものを見てしまうと、仮面浪人のハードルの高さやプレッシャーを感じてしまうかもしれません。確かに成功確率が低いという側面もありますが、それ以上に最後で継続する方が難しいです。
ですが、一日のスケジュールは高校があった時と大して変わりませんし、むしろ楽です。 国公立を受ける場合は勉強量が多くなってしまいますが、大学と両立して合格している人もいます。大事なのは、気負いすぎないことです!
周りの目は気にしなくていいとは言いましたが、親御さんには必ず相談するべきだと思います。特に、大学の学費を出してもらう場合は、早い段階で仮面浪人したいという気持ちを率直に伝えるべきです。私も最初のころは両親に話すことをためらっていました。なので、話したくない気持ちもわかります。ですが、いつまでも言わないままでいると勉強に身も入りませんし、誰からも応援されません。
この記事も参考程度に捉えて、なによりも自分の考えを大事にしてください。
明確な目的や信念があるか確認する
仮面浪人は失敗しても大学生でいられるため、途中でやめてしまったり挫折してしまったりしやすいです。これが仮面浪人は成功率が低いと言われている理由でもあると思います。貴重な大学生活をかけてでも挑戦したいという動機と覚悟がなければ最後まで続けることは難しいです。
そのため、なぜ仮面浪人をしてまでその大学に行きたいのか、その理由を深掘りして明確にしてみてください。曖昧な気持ちでは曖昧な結果に終わってしまうかもしれません。
理由が明確にある場合は、仮面浪人をしてもいいと思います。
まず大事なのは勉強量よりもモチベーションと覚悟です。
私の場合はなぜSFCに行きたいのかや、今の大学との違いなどを一枚の紙に書き出して自分の気持ちを明確にするようにしていました。現段階で理由が特にない場合でも、考えると意外とたくさん見つかります。焦らずに、一度じっくり考えてから、アウトプットしてみることをおすすめします。
そこで、今いる大学の文系学問とのつながりや自由度の低さ、思い描くキャリアモデルとのギャップ等に気づき、もっとレベルの高い環境で社会と結びついた学問をやりたいと思い立ち、SFCの受験を決意しました。
費用対効果を計算してみる
特にこれはやってみてほしいです。
仮面浪人にかかる時間や資金、労力と合格した場合に得られるものとを比較し、大学生活という貴重な時間を割いてまで挑戦する価値があるのかを定量的にも考えましょう。仮面浪人は無料でできるわけではありません。大学に通えることも当たり前ではないです。受験にあたっても、受験料や教材代、入学金、生活費等の費用が掛かります。
また、もう一度受験したからといって合格するとは限りませんし、その不確実性も含めて考えるべきです。
私は当時、大学院にも行きたいという気持ちが強かったので、都内or地方+国立or私立の大学院に通う場合にかかる費用をすべて概算しました。また、私の場合は進学したい大学の方が学費が高かったため、その点をよく考えてどのように工面していくか計画を立てていました。
今いる大学をフル活用してみる
大学名だけで判断するのではなく、今いる大学で積極的に勉強したり、友達を作ってみたりすることは重要です。なので、少なくとも前期のうちは大学に通い、大学生活を送ってみると良いと思います。意外と楽しかったり、やりたいことが変わったりします。また、皆さんは仮面浪人生である前に大学生です。
私自身、大学入学後に大学生活を通して、友達もできて楽しかったし、第一志望ではないものの憧れていた大学の一つでしたが、やっぱり自分のやりたいことと違うなと感じ始めたという経験をしました。また、志望校も現役時は慶應義塾大学の経済学部でしたが、SFCに変わりました。
現状を把握し、年間の学習計画を立てる
仮面浪人をするか迷っている段階でも過去問を一度解いてみて、ある程度の合格可能性を把握しておくといいと思います。また、漠然とした状態で仮面浪人するかを考えるのではなく、合格に必要となる勉強時間と内容をどのようにして大学生活と両立し行っていくか考えましょう。
そこで、予備校に行く必要があるかなどを考えて、かかる費用等も具体的にしていきましょう。私の場合では、SFCの過去問を解いてみて、英語は自分で何とかできそうだったので予備校には通わず、小論文は出来が悪かったのでオンラインの添削サービスである、この「小論文のトリセツ」の慶應SFCインテンシブコースの受講を決めました。
この判断を早い段階で出来たのは、今思えば合格可能性を高める上で重要なことでした。
仮面浪人時の具体的なスケジュールや勉強法は別の記事で詳しくお伝えしたいと思います!
さいごに
私が仮面浪人を始めたのは、受験から半年前の8月のことです。
その時はとても不安になりましたし、仮面浪人を始めるまでにもたくさん悩みました。
ですがその選択をしたことを後悔はしていませんし、今の大学生活が最高に楽しいです。
とはいえ仮面浪人はめちゃめちゃ大変です。精神的にもかなり追い込まれてしまった時期もあります。
それでも、目標を持ち頑張り続けることは、自分自身の成長に繋がりますし、この経験が私を強くしたとも思います。
これから仮面浪人を始められる方も、不安だと思います。ですが、自分を信じてください。どんな場所でも、夢に向かってひたむきに努力をする姿は素晴らしいです。そうしていれば必ず道は拓けます。
応援しています!