こんにちは。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
この記事では、慶應義塾大学環境情報学部・総合政策学部(慶應SFC)受験生にぜひともやっておいてほしいことを、皆さんと歳が近い僕の視点や経験からお伝えできればと思います。
普段は割と真面目な受験生向けの解説記事を書いていますが、今回は勉強にかかわらず高校生活全般についてお伝えできればと思っています。
そもそもなぜこのような記事を書こうと思ったかと言いますと、これを読んでいる皆さんに高校生活を充実させ、一片の悔いも残らないようにしてもらいたいからです。
高校生活を勉強漬けの日々を過ごし、晴れて大学に入学できたとしても、勉強が好きで好きでしょうがない人ならば問題ないですが、そうでない人はもっと高校生活、さまざまなことに精を出した方が悔いが残らないと思いますよ。
こうした考えから、抽象的な表現が多めになってしまう部分はご容赦ください。
ということで今回は、慶應生としてSFC生として、ひいては大学生として少しだけ先をいく立場からこうしておくと充実できると思うよ、ということをお伝えしていきます。
もちろん、ここに書いてあることを一つ残らずやらないと悔いが残るかと言われると、人によると思いますから、あくまでそんなことを言ってる人もいるな、くらいに受け止めて、納得したものは取り入れてみるくらいで十分です。
それでは本題に入りましょう!
この記事の目次
自己分析をする
高校生にもなると進路について、これからの人生について真剣に悩むタイミングがあると思います。この高校に入ってはたして正解だったのだろうかという不安や、文理選択(僕は文理に無理やり分けることは不要だとは思いますが)などが、よくある悩みの種ではないかと思います。
大学の先を見越してどういった職業に就こうか考えている人もいるかもしれません。
そんな時に、絶対にやってほしいのが自己分析です。高校生は基本的に何かしらやることに追われていることが多く、何も考えていないとつい周りに流されながら3年間を過ごしてしまうと思います。流された先が、たまたま自分に合っている状況なら良いかもしれません。ですが、それがもしあっていなかったら「なんでこの道に進んでしまったのだろう」と後悔することでしょう。
そうなるリスクを少しでも減らすためにも自己分析は有効です。
例えば、過去自分が努力できたり、結果が出せたりしたことについていくつか分析してみると意外な共通点が見つかるかもしれません。そういえばあんな時は嫌だったなと思うことがあれば、それと似たような状況は将来あなたが避けるべき状況かもしれません。
このように、自分の価値観や人生についての捉え方をより鮮明なものにするためにも、ぜひ時間を作ってでも1度自分と向き合ってほしいと思います。
ちなみに、これは慶應義塾大学環境情報学部・総合政策学部(慶應SFC)の受験にもつながります。一般入試の小論文では、自分のアイディアがどういった価値観をベースに記述されているのかを示す必要がある場合があります。また、AO入試でも自分が誰であるかを言語化できる能力は面接という場において重要なことは明白でしょう。
ですから、慶應SFCの受験とは無関係なことをやっているわけではないのでその努力は無駄にならないと思います。
それでは、以下にいくつか考えてほしい事柄について挙げていきます。この順番でなくても構いませんので、取り組みやすいものから考えてみてください。
好きなことと嫌いなこと
自分は何をやっているときに好きだと思えて、何をやるときは嫌だと思うのか。
これを言語化して、振り返ることで意外な共通点が見えてくるかもしれません。例えば、小さい頃からピアノを弾くのが好きで、中学校では陸上で個人競技にハマっていたみたいなタイプなら自分一人で何かを極めるのが好きなタイプかもしれません。
また、小さい頃は毎日のように公園に友達と遊びに行って、中学校の部活ではサッカーが大好きでずっとボールを追いかけていた、という生活をしていたのなら、チームで何かをすることが好きなタイプかもしれません。
これは少しわかりやすすぎる例かもしれませんが、このような形で自分の好きなことや嫌いなことを分析することで、これから自分がすればハマれそうなことや、逆にすぐに飽きてしまいそうなことの系統が何となくつかめてきます。
真新しいことに挑戦するときのハードルは多くの人にとって高いと思います。
そんな時に自分の好きなことや嫌いなことについての基準を把握していれば、その挑戦する対象を自分が好きになれそうなのか否かが事前にある程度予測できます。
その基準や予測能力は、日頃のちょっとしたチャレンジから、将来自分の職業を決めなければならないときなどの大きな判断まで、良い基準になってくれるはずです。
得意なことと苦手なこと(長所と短所)
こちらは好きなこと、苦手なことと混同されがちですが客観的に見て結果が出やすいことや出にくいことですね。イメージしづらい人は、他人と比べた時にそこまで自分は努力しているつもりはないのに結果が出てしまうことやすごいと言われることなどが得意なことに当てはまると言えるでしょう。また、他人は難なくできているのに自分はそれをやるのにかなり手こずってしまうことは相対的に苦手なことと言えます。
苦手なことを克服するのもとても大事ですが、得意なことを伸ばす方が希少価値のある人間になれるのかもしれません。
好きなことと嫌いなこととも合わせて考えてほしいテーマです。
将来どんな状態でいたいか
あなたは将来どんな状態でいたいですか。
「どんなことをしていたいですか」という質問だとなかなか将来の予測が立ちにくいと思いますので、こう質問しました。例えば、家族に囲まれて田舎でゆったりと暮らしたいのか、都心でバリバリ仕事をして世の中に貢献していきたいのか。話をわかりやすくするためにステレオタイプ的な表現をしましたが、このように将来自分がどんな状態でいたいかを具体的に考えていくことにより、そこから逆算して今やるべきこと・やるべきでないことが見えてきます。
また、自分が人生において何を重視するかも見えてきます。先ほどの例であれば、家族と過ごす時間が大切だ、ということや、社会にどれだけ自分で貢献できたと思えるか、ということです。
大昔から言われていることですが、人生の時間は限られています。ですから、周りの考えに流されることなく自分が未来でどんな状態でありたいのか、一考していただきたいと思います。
きっとそこで頭に汗をかいた経験は、思考の深さという点で受験本番でも、他の受験生に差をつけられると思いますよ。
今を生きる
何か急に自己啓発チックになってしまいますが、これは高校生のうちにやっておいてほしいことというよりは、気づいて自覚してほしいことです。耳にタコができるくらい聞いたと思いますが、高校生という時間は、長いようであっという間です。
一般的には高校生活は3年間あります。しかし、高校によっては3年生の年明けからなどは通常授業がなく、受験に向けて変則授業になったり、休校になったりします。
さらに、難関大学を目指す場合は、友達との遊びを我慢する、部活を引退するなどして一気に人との関わりが減ります。毎日見るものが、教科書や参考書、問題集、先生や授業動画などになります。そういった背景から、特に高校生になりたての人などは、高校生の低学年でしかできないことはなんだろうかと考えて、日々を噛みしめて生きてほしいと思います。
終わりに
いかがだったでしょうか。
今回は、慶應義塾大学環境情報学部・総合政策学部(慶應SFC)受験を希望する高校生に向けて、是非ともやってほしいことを紹介していきました。
皆さんの高校生活が充実したものになるよう、そしてその豊かな経験を総動員して受験に臨めるよう、応援しています。