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【2023年度版】慶應SFC受験生向けテクノロジー解説 #8

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こんにちは。

今回は慶應義塾大学環境情報学部・総合政策学部(慶應SFC)受験生なら知らなければ他の受験生に差がつけられてしまうかもしれないテクノロジーを解説していきます。
以下のテクノロジーを解説している書籍や記事は山ほどあると思いますが、今回は慶應SFC受験生向けにアレンジしてお伝えしていきます。

特に環境情報学部の小論文ではテクノロジーについての教養があるとだいぶ見通しが良くなったり、質の高いアイディアを短時間で出せるようになったりします。

新しいテクノロジーの出現を手放しに喜ぶのでも、怯えるのでもなく正しい知識をつけて正しく使いこなせるようになりたいものですね。

ですから、ざっと以下の内容に目を通すだけでも構いませんし、気になる見出しから直接その解説ページに飛んでいただいても問題ないので、読んでいただければと思います。

このテーマは書くことがたくさんあるため、全11回のシリーズでご紹介いたします。
ただし、時が経過するにつれたどんどん新しいテクノロジーが台頭してくるため、その際は必要に応じてまた紹介いたします。

今回も前回に引き続き話題のテクノロジーについてご紹介します。

それでは、本題に入っていきましょう。

慶應SFC小論文の駆け込み寺

ハイパーループ技術

ハイパーループ技術とは、空気抵抗の少ない真空管内を移動し、超高速で移動する交通システムです。

ハイパーループ技術は、Tesla社のイーロン・マスクCEOが提唱し、複数の企業が研究開発に取り組んでいます。この技術が実用化されれば、短時間で長距離を移動できる超高速輸送が可能になると期待されています。

この技術を社会実装するメリットとしては、地上での交通渋滞や交通事故などの問題を解決することができます。また、高速移動により短時間で長距離を移動できるため、移動時間を大幅に短縮することができ、ビジネスや旅行に大きな影響を与えることが期待されています。

しかし、ハイパーループ技術の実用化には、さまざまな課題があります。例えば、真空管による高速移動に必要なエネルギーの確保、トンネル建設にかかるコスト、安全性の確保などです。これらの課題をクリアしなければ、実現には至りません。

また地下に車が走っていたら地上で生活している人々が騒音で悩まされるのではないかという懸念をされる方もいらっしゃると思いますが、実は地下深くにトンネルが掘られるため地上からは音がほぼ聞こえないそうです。

将来、ハイパーループ技術が実用化されれば、人々の生活や社会インフラを大きく変える可能性があるため、注目されている技術の一つです。

スマートシティ技術

スマートシティ技術とは、ICT(情報通信技術)を活用し、都市の運営やサービスを効率化することを目的とした技術のことです。スマートシティ技術は、都市におけるエネルギー、交通、環境、災害対応など、様々な分野での問題解決に役立ちます。

例えば、交通においては、渋滞を減らすために交通情報をリアルタイムで収集し、それをもとに交通量を調整することができます。また、自動運転技術を組み合わせることで、交通事故の発生を減らすことができます。

環境面においては、空気や水の質を測定し、そのデータをもとに汚染源を特定することができます。また、エネルギーに関しても、スマートメーターや電力制御システムを活用して、エネルギーの消費量を減らすことができます。

災害対応においては、地震や津波などの災害時には、スマートフォンや防災無線などの情報通信ネットワークを利用して、迅速な避難や救助活動を行うことができます。

スマートシティ技術は、都市の効率化だけでなく、市民の生活の質の向上にも貢献します。例えば、市民に対してスマートフォンアプリを提供することで、公共交通機関の運行情報やイベント情報、生活情報などを提供することができます。

スマートシティ技術は、現在進行中の都市化の進展に対応するために必要な技術であり、今後ますます重要性が高まることが予想されます。

クラウドコンピューティング

クラウドコンピューティングとは、サーバー、ストレージ、データベース、ネットワーキング、ソフトウェア、分析などのコンピューティングサービスをインターネット上で提供することを指します。
クラウドコンピューティングでは、これらのサービスをローカルサーバーや個人端末でホストして実行するのではなく、インターネット上にホストされたリモートサーバーのネットワークを通じて、ユーザーがこれらのリソースにリモートでアクセスできるようにします。

クラウドコンピューティングは、拡張性、柔軟性、費用対効果、使いやすさなど、多くの利点があるため、近年ますます人気が高まっています。クラウド事業者は、IaaS(Infrastructure as a Service)、PaaS(Platform as a Service)、SaaS(Software as a Service)など様々なサービスを提供しており、ユーザーは必要な制御レベルやカスタマイズを選択することができます。

クラウドコンピューティングの主な利点の1つは、費用が安く済む可能性があるということです。例えば、現在皆さんが使っているスマホやタブレット、パソコンといった機器で何か作業をするときは、その機器に搭載されているCPU(コンピュータの脳みそにあたる部分)を使い、処理します。ですから、長年使っていると動作が重くなることはよくありますよね。

それでは、その処理を機器外部で行うのはどうでしょうか。具体的には、ゲームのグラフィック処理は別のスペックの高いコンピュータで行って、その処理結果をインターネットを介してあなたのスマホに送る、といった流れです。

大まかに説明すると、この原理がクラウドコンピューティングの原理です。

以前は、こうした流れを実行しようとしても処理結果を送るインターネット回線が遅いなどの問題があったため実用化できる分野には限りがありました。しかし、最近では5Gの登場やWi-Fiの高速化などによってこの問題が改善されつつあり、遅延に対してシビアなゲームなどにも活用されるようになってきています。GPU(グラフィック処理をするための脳みそ)メーカーとして有名なNvidiaが提供している「GeForce NOW」などが有名です。

この技術がさらに発展していけば、最初に何十万もする初期投資をしなくても高度な処理を必要とする作業ができるようになるかもしれません。

また、一つ追加ですが、クラウドコンピューティングには柔軟性というメリットがあります。インターネットに接続できる端末であれば、いつでも、どこからでも、自分のリソースにアクセスすることができます。つまり、ユーザーは世界中のどこからでも、遠隔地での作業やコラボレーション、データやアプリケーションへのアクセスが可能になるのです。

この利点を活かしたサービスは様々あります。iCloudやGoogle Drive、Dropboxなどが有名です。調べてみると、あなたも生活のどこかでお世話になっているかもしれません。

終わりに

いかがだったでしょうか。

今回の記事では慶應SFC受験生なら知っておきたい最新テクノロジーについて高校生でもできるだけ理解しやすいように解説していきました。

次回もこれを知った皆さんだけが受験に有利になるような情報をお伝えしていければと思っています。

これらの技術はあなたが日々勉強をしている最中にも刻々と進化していきますから、自分でも気になったものを調べてみることをおすすめします。

ITmediaTechChrunchなどのサイトがおすすめです。

こうした最新技術に関するリテラシーは、受験に限らずこれからの社会を生き抜く上で必須と言っても過言ではないでしょう。ですから、中高生のうちから基礎的な知識を頭に入れた上で、実際に触れるなどすることで身近に感じていってほしいと思います。

そうすることで、それが受験対策としても功を奏する日が来るのではないでしょうか。

応援しています。

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ABOUT ME
カイ
慶應義塾大学環境情報学部1年。 受験生時代に小論文のトリセツサイトにお世話になり、現役で環境情報学部・総合政策学部にW合格。受験科目は英語+小論文。 自身の受験の経験や現役慶應生であるという立場から皆さんのお役に立てる情報をお伝えしていきます!

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