こんにちは。
今回は慶應SFCに入って良かった、これはメリットだと思うことを綴っていきます。
このテーマではすでに色々な記事が出ていると思いますが、人によって感じ方は違うと思いますので一つの見方として参考にしてくれればと思います。
今回はカリキュラム編ということで慶應SFCが持つ特色あるカリキュラムに注目してお伝えしていきます。
この記事の目次
自由度の高いカリキュラム
カリキュラムについてです。講義に関してと学位に関してに分けてお伝えしていきます。
まず講義に関して、ご存知の方も多いかと思いますが、SFCは必修として指定されている単位数が日本トップレベルに少ないです。(ちなみに、稀に勘違いされる方もいらっしゃるので書いておきますが必修が少ないからといって少ない科目を履修すれば良い、というわけではありません。卒業要件と言って、4年間の中でこれだけ単位を取れなければ卒業できませんよ、という要件があり、その中でも例えば理工学部は学部や学科にこれは全員取りなさいと指定されている科目の割合が大きく、文系学部やSFCはその割合が小さいというイメージです)
これが何のメリットになるかというと、必修が少ないと週に固定で入っている授業が少ないために「この曜日はどうしても別の活動に時間を割きたいから他の曜日に頑張ろう」「自分は負担が大きい日があるとキツいから5日行く代わりに1日あたりの負担を減らそう」ということができるようになります。
さらに、長期休暇のインターンシップや海外研修プログラムで単位が取得できる場合もあるので、学期期間は負担を若干減らして長期休暇に頑張ることもできます。
また、自由度の高さという点について講義の使用言語も日本語と英語で多く開講されています。
日本語と全く同じ科目が英語で開講されている場合もあれば、日本語で行われる講義に英語でのサポートがつくこともあります。
ですから、日本語より英語が得意という人もいらっしゃるかもしれませんが、その点は安心していただければと思います。
次に学位に関して、SFCは3.5年で卒業できる制度、4年で修士まで取れる制度などが用意されています。
SFCは4月と9月に新入生が入学するのですが、4月入学した学生が大学4年の9月から海外大学に行きたい(海外大学は秋に入学も多い)場合や、9月入学の学生の、大学4年の4月に就職や進学したいといった思いをサポートするようになっています。
ゆるやかな学年進行
前項とも重複する部分がありますしこれはSFCのパンフレットにも記載がありますが、カリキュラムの自由度の高さから学年進行がゆるやかです。
例えば、大部分の講義は1年から4年まで履修することができます。
したがって、大学入学してすぐの1年生から通常なら学部後期や大学院で触れるような内容の講義の履修や、最先端の研究を行っている研究会(ゼミのようなものも)にも下級生から参加できます。
一方で、大学在学中に興味が変わったけれど、新しく追究したいと思った分野について基礎知識がない……という場合でも他大学や他学部では下級生で履修するような講義を取ることができます。
他学部の授業も受けられる
これはSFCの魅力というより慶應の魅力ですが慶應は他学部設置の多くの授業を履修することができます。
ですからSFCで1年の頃広く浅く学問の入り口に触れた後に、興味のある学問をSFCの研究会や先端科目に加え、該当する別の学部の授業をとりながら極める、といったことが可能です。
また三田に設置されている教職課程の設置科目を履修することで教員免許の取得も可能だそうです。
言語に力を入れている
受験生からしたら意外かもしれませんが、SFCは言語に力を入れています。
通常の大学では英語+第二外国語というカリキュラムになっているかと思いますが、SFCは言語に関する履修要件が「言語」という括りで8単位となっています。
これはつまり、英語と他の言語を別扱いするのではなく、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語などが全て同じ扱いを受けるということです。この制度によって、英語がすでに堪能な帰国生の方が無駄に英語の講義を受ける必要がないし、逆に英語以外の科目で受験した人がずっと英語だけを学習して卒業するということもできます。
ここで少し話を戻します。SFCは言語に力を入れていると書きましたが、SFCでは「言語は世界をみる窓である」というような捉え方をしているそうです。
これは入学前のガイダンスで伝えられるのですが、言語を学ぶということはその言語の周辺の文化や価値観、思考体系を学習することであるという意味です。そして読む、書く、話す、聞くの4技能を強化して「使い物になる」ものになるような言語習得を目指して設計されておりますので、実践的で非常に価値ある授業を受けられると言えるでしょう。
1限の始業開始時刻が遅い
SFCの1限の始業開始時刻は9:25です。他大学だと9時前後、早くて8:30始業の大学もありますので、遅い方だと思います。これは通学時間の長さに配慮してですが、シンプルにありがたいです。大学生は、夕方から夜にかけての活動が多くなるため、どうしても朝起きる時間が早くなるのがだんだん辛くなってきます。ですが、1限の開始時刻が遅いため助かっている部分もあります。ただし、朝遅い分を巻くために通常45分前後ある昼休みがSFCは20分しかないので注意が必要です。
終わりに
いかがだったでしょうか。
今回は、慶應SFCのメリットや魅力をオフィシャルな情報と内部にいる人間にしかわからない視点からご紹介しました。
正直、詳しすぎる、もしくは細かすぎる情報はここには書けないので、もしもっと知りたいと思ってくれた方は小論文のトリセツの説明会にぜひ申し込んでみてください。
現役SFC生や卒業生が多数在籍していますので、もっと詳しい話が聞けるかもしれません。
受験応援しています。