こんにちは。
今回は慶應SFCに入って良かった、これはメリットだと思うことを綴っていきます。
このテーマではすでに色々な記事が出ていると思いますが、人によって感じ方は違うと思いますので一つの見方として参考にしてくれればと思います。
今回は環境編ということで慶應SFCが持つ特色あるカリキュラムや入試形式、立地が形成するユニークな環境について解説していきます。
この記事の目次
自由な校風とブランド
皆さんは慶應義塾大学と聞くとどういうイメージを抱くでしょうか?
各々イメージはあると思いますが、そのうちの一つにブランドがあるでしょう。
慶應SFCは慶應義塾のブランドを使いながら自由な校風の中で過ごすことができます。
慶應は私立大学であるが故のブランド志向や、社中協力の精神による結束力ゆえに若干排他的な面があるという印象を抱かれる方もいらっしゃると思います。
しかし、SFCには良い意味で肩書きやブランドといったものを意識しすぎない校風があり、個をより尊重してくれる校風があります。そうした校風でありながら、慶應の持つブランドを使うことができるのは大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
美しくて清潔なキャンパス
これは本当に実際にキャンパスに一度来てみてほしいのですが、SFCはキャンパスが森の中にあるため自然がとても綺麗です。
これは、藤沢市の条例で藤沢市内の大学の敷地の50%以上を森林にしなければいけないと定められているためです。
ですので、天気がいい日は「鴨池」で雑談をしたり、寝っ転がってくつろいだりする人もいます。そうした自由さもSFCの良いところだと思います。
ノイズの少ない環境
これはもしかすると共感してくれる人が少ないかもしれませんが、SFCは森の中にあるがゆえに周囲がビルに囲まれている大学よりも広告やお店が少ないと感じます。それゆえに自分の思考を邪魔するノイズが少なく、本を読んで何かを熟慮したり、自己の内面をゆっくり振り返ったりということも可能です。
新しいものに対する感度の高さ
学部自体が慶應義塾の中で最新であるということも寄与してか、新しい物好きの教授や学生が多いように感じます。
2023年現在ですと「ChatGPTのGPT-4にこんなことやらせてみた」「AIは授業内のこの問いに対してこんな回答をしていて、私たち人間の方が現状この点で優れているから、人間がやるべきことはこれだよね」といったように一般的な高校までとは全く違うような授業展開で現代社会に適応するのに役に立つような内容になっていると感じます。また、学校の施設や設備もどんどん新しいものになっていて、今年2023年度春から新しくキャンパス内に寮が竣工しました。H VILLAGEという寮です。(参照:https://h-village.sfc.keio.ac.jp)
あとは最近ですと「SFCで育てるカフェ endores」という、現在は出来立てのパンやコーヒーなどが購入できるカフェが生協売店内に新設されました。これは名前の通りSFC関係者でメニューや家具、広告もどんどん作っていこうというSFCらしいコンセプトになっています。こうした新しい取り組みについて「面白いからそれやってみようよ」という雰囲気が漂っているのがSFCの魅力でもあります。
実験精神
新しいものに対する感度の高さとも似通っていますが、SFCはあらゆる場所に実験精神があると考えています。それもただ単に面白そうだからやってみようということもあるでしょうが、未来を見通すようにして先取りしようとしていることも多いです。学校全体に関わることで例を出すと、AO入試です。日本で最初にAO入試を導入したのは慶應SFCであり、他の学部や大学も追随して導入し、今やメジャーな入試方式になりつつあります。また、総合政策学・環境情報学という名を冠した学部の設立もSFCが初めてだと記憶しています。総合政策学部は特に、同じ名前の学部が日本各地の大学に設立されているほか、環境情報学部も同様のコンセプトの学部が他大学に設立されています。それになんといってもあなたが今この記事を読むのに使っているインターネットも、SFCが日本国内での普及に大きな役割を果たしています。というのも、インターネット黎明期には慶應SFCで日本全体を繋いでいたそうです。(参考:https://www.q-o-n.com/journal/dialog/murai-jun/)新しい物好きという項目と重なる部分がありますが、このように未来を見通しやってみるという風潮もあります。
ロールモデルの多さ
SFCは他学部と異なり、学部が同じ人でも全く興味関心のある分野が違うということがよくあります。これは、既存の学問の名を冠した法学部や医学部といったところではなかなかないでしょう。それゆえに、卒業後の進路も多岐にわたっていて、学部卒で就職する人が多いですが、大学院に進学する人や在学時に起業した会社をそのまま続ける人も見受けられます。就職先企業も慶應の他学部と比較してもばらけています。ですから、入学時点の興味と全く異なる進路を選びやすく、実際にその進路で成功している人がロールモデルとして先輩にいらっしゃることも多いのも大きな利点だと思います。ただ、そのロールモデルの多さゆえに色々な道が魅力的に見えてしまうことから、手放しには喜べません……笑
卒業後の進路について詳しくはこちらを参照してみてください。
https://www.keio.ac.jp/ja/student-life/careers.html
https://www.sfc.keio.ac.jp/campuslife/career.html
バックグラウンドが多様
私立大学は国公立に比べてこの傾向があると言えますが、入試方式の多様さから友人とこれまでの過去の経験について語り合うと全く異なることもよくあります。高校時代を海外で過ごした人、慶應附属校から来た人、ずっと日本にいた人など地理的な部分もあれば、研究で世界トップレベルの実績があったり、起業していたりしてAOで入った、数学がすごく得意で一般入ったなどといった入り方にも違いがあります。
もちろん、ここまで意識が高い人ばかりではないのであまり圧倒されすぎないでほしいと思います。
洗練されている
これは完全に主観になってしまうのですが田舎にありながらも洗練された格好をしている人が多いです。身なりに気を遣っている人が多いですね。
これは大学全般に言えることかもしれませんが、高校よりも自由になった分、茶髪、金髪、青、グレー、ピンクなどいろいろな髪色の人がいて面白いです。
終わりに
いかがだったでしょうか。
今回は、慶應SFCのメリットや魅力をオフィシャルな情報と内部にいる人間にしかわからない視点からご紹介しました。
正直、詳しすぎる、もしくは細かすぎる情報はここには書けないので、もっと知りたいと思ってくれた方は小論文のトリセツの説明会にぜひ申し込んでみてください。
現役SFC生や卒業生が多数在籍していますので、より詳しい話が聞けるかも?
また別の記事で、慶應SFCのここを改善してほしい……ここは人によってはデメリットになりうるかもしれない……という内容を解説していきます。
万人にとって最高の大学というものはないと思いますので、ミスマッチが起きないよう次の記事にもぜひ目を通していただければと思います。
受験応援しています。