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【2023年度版】慶應SFC受験生向けテクノロジー解説 #3

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こんにちは。

今回は慶應義塾大学環境情報学部・総合政策学部(慶應SFC)受験生なら知らなければ他の受験生に差がつけられてしまうかもしれないテクノロジーを解説していきます。
以下のテクノロジーを解説している書籍や記事は山ほどあると思いますが、今回は慶應SFC受験生向けにアレンジしてお伝えしていきます。

特に環境情報学部の小論文ではテクノロジーについての教養があるとだいぶ見通しが良くなったり、質の高いアイディアを短時間で出せるようになったりします。

新しいテクノロジーの出現を手放しに喜ぶのでも、怯えるのでもなく正しい知識をつけて正しく使いこなせるようになりたいものですね。

ですから、ざっと以下の内容に目を通すだけでも構いませんし、気になる見出しから直接その解説ページに飛んでいただいても問題ないので、読んでいただければと思います。

このテーマは書くことがたくさんあるため、全11回のシリーズでご紹介いたします。
ただし、時が経過するにつれたどんどん新しいテクノロジーが台頭してくるため、その際は必要に応じてまた紹介いたします。

今回も前回に引き続き話題のテクノロジーについてご紹介します。

それでは、本題に入っていきましょう。

慶應SFC小論文の駆け込み寺

5G通信技術

5G通信技術は、次世代の高速なモバイル通信規格のことです。
これは、前の規格である4G LTEよりも高速で、より多くのデバイスを同時に接続できるようになっています。また、より低いレイテンシ(通信の遅延時間)とより高い信頼性を備えています。レイテンシについて少し補足したいと思います。

Apexなどの複数人で、オンラインでプレーするようなゲームをやったことがある人にはピンとくると思いますが、繋ぐネットワークによってカクカクしたり画質が荒くなったりすることはありませんか。その際に重要になってくる指標の一つがレイテンシです。こちらが何か操作した時に、サーバに「こういう操作をしたよ」という信号が送られ、サーバ側で処理をして、その結果が自分のデバイスに送られるまでの時間をレイテンシというのです。

話を戻すとこうした高速かつ低遅延な通信技術によって、より多くのアプリケーションが可能になり、新しいビジネスモデルやサービスが生まれることが期待されています。

具体的には、インターネット上の動画を閲覧することやオンラインゲームなどのデータのやり取りがスムーズになります。また、低レイテンシにより、リアルタイムの応答が可能になるため、自動運転車の技術や遠隔医療などの分野で大きな進展が期待されています。

それだけではなく自動運転車による配達や、スマートシティの実現なども想定されます。
また、5Gは工場や倉庫などの産業分野でも利用され、より効率的な生産システムを実現することができます。

しかし、こうしたメリットや可能性がある反面、5Gにはまだいくつかの課題があります。
例えば、基地局の設置が必要であることや、通信の干渉が起きやすいことなどが挙げられます。また、高速通信によって、通信量が増えるため、エネルギー消費量が増大することも課題の一つです。

5Gの未来について、さらなる高速化や低消費電力化、より広範囲での普及、そしてエッジコンピューティングなどのテクノロジーとの組み合わせが期待されています。
これにより、現在よりもさらに多くのデバイスが接続され、より高度なサービスが提供されることが期待されています。

自動運転技術

自動運転技術とは、車両を自動で運転するための技術です。自動運転車は、レーダー、カメラ、LiDAR(レーザー光を使ったセンサー)などのセンサーにより、周囲の状況を常に監視し、それに基づいて運転を制御します。運転者が操作しなくても、自動で曲がったり、減速したり、停止したり、車線を変更したりすることができます。

自動運転技術により、運転者の負担が軽減され、安全性が向上することが期待されています。例えば、運転者の疲労や不注意による事故が減少することが期待されます。また、高齢者や身体障害者などが自動運転車を利用することにより、社会参加や移動の自由が拡大することが期待されています。

自動運転技術は、現在も開発が進んでおり、次のような段階に分類されます。

  • レベル0:運転者が全ての操作を行う
  • レベル1:運転支援システムが一部の操作を行う(例えば、クルーズコントロール)
  • レベル2:運転支援システムが一部の操作を行い、運転者が安全確認を行う必要がある
  • レベル3:自動運転車が一部の操作を行い、運転者が必要な場合にのみ介入する必要がある
  • レベル4:自動運転車がほぼすべての操作を行うが、特定の条件下でのみ運転者の介入が必要
  • レベル5:自動運転車がすべての操作を行い、運転者の必要性がない

現在の自動運転技術は、日本ではレベル4程度、アメリカのGoogle傘下のWAYMOや中国の企業ではレベル5の開発が進んでいます。
しかし、まだ完全な自動運転には至っておらず、技術的課題もあります。例えば、道路の状況や交通状況に対する正確な判断や、運転者と同等以上の判断力を持ったAIの開発などです。

終わりに

いかがだったでしょうか。

今回の記事では慶應SFC受験生なら知っておきたい最新テクノロジーについて高校生でもできるだけ理解しやすいように解説していきました。

次回もこれを知った皆さんだけが受験に有利になるような情報をお伝えしていければと思っています。

これらの技術はあなたが日々勉強をしている最中にも刻々と進化していきますから、自分でも気になったものを調べてみることをおすすめします。

ITmediaTechChrunchなどのサイトがおすすめです。

こうした最新技術に関するリテラシーは、受験に限らずこれからの社会を生き抜く上で必須と言っても過言ではないでしょう。ですから、中高生のうちから基礎的な知識を頭に入れた上で、実際に触れるなどすることで身近に感じていってほしいと思います。

そうすることで、それが受験対策としても功を奏する日が来るのではないでしょうか。

応援しています。

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ABOUT ME
カイ
慶應義塾大学環境情報学部1年。 受験生時代に小論文のトリセツサイトにお世話になり、現役で環境情報学部・総合政策学部にW合格。受験科目は英語+小論文。 自身の受験の経験や現役慶應生であるという立場から皆さんのお役に立てる情報をお伝えしていきます!

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