こんにちは。
この記事を書いている現在は5月で、みなさん進級されて新しい学年に慣れつつある今、受験勉強も迫ってきたな……。と感じる人も多いことでしょう。
そこで今回は僕が受験勉強を始める前にしておいてよかったことを、大学受験を終えて振り返りながら綴っていきます。
特に、一般方式でも特殊な小論文があったり、AO入試も特色あったりすることが知られている慶應SFC受験生には個人的にはしておいてほしいことばかりをお伝えしていきます。
これを読んだあなたが僕の経験や失敗から学び自分の日々の生活に生かしていただけたら、こんなに嬉しいことはありません。
それでは早速本題に入っていきましょう。
自己分析
僕が受験前に最もしておいてよかったと思うことは自己分析です。
僕が本格的に自分について分析し始めたのは中学2年生くらいの頃で、SHOWROOM創業者の前田裕二さんのご著書「メモの魔力」を手に取ってからでした。
この本では自分の人生を全てメモする勢いでいる著者の思いも綴られている中で、自己分析の重要性についても強調されています。
巻末付録で自己分析のための質問100というものがあるのですが、これは非常に役に立ちます。
僕自身はこれをやりきれませんでしたが、それでも自分の人生の良い振り返りになったとともに、自分のこれからを考えるヒントをたくさん僕に与えてくれたと感じています。
この自己分析が受験の何に役に立つのかというメリットを受験全般と小論文に分けて説明します。
まず受験全般についてですが自分の人生を言語化し、知ることによって自分の特性や好みを知ることができます。
これと大学の校風やアドミッションポリシー、カリキュラムなどを照らし合わせることによって、大学のミスマッチが減ります。
また、小論文を書くときに普段自分がどういう価値観で生きているのか、どういうバイアスがかかっているのかを意識する一つのきっかけになります。
さらに、ここで自分について深く掘り下げた経験はゆくゆく大多数の人がすることになるであろう就活での準備にも直結します。
こうした点から、本格的に受験勉強をする前に自分としっかり向き合うことは、自分の人生のコンパスを作るのに近い行為です。ちなみにこの表現はメモの魔力の中の表現を借りています。
ぜひこの機会に、各科目についてもっと詳しく知る前に、自分について知ってみてはいかがでしょうか。
興味のあることに片っ端から手を出す
前の項目の自己分析に近いですが、自分にはどんな強みや適性があるのかを掴むには、興味のあることに片っ端から手を出すことも有効です。中高生の皆さんはあまり自覚がないかもしれませんが、中高生はある意味特権階級です。
体力や気力があるのはもちろんのこと、
中高生であるが故に多少失敗したとしても大人が多めにみてくれたり、
何か少し背伸びしたときに周りの大人が手助けしてくれたりします。
僕の例を少し出すと、別の記事でも触れましたがどうしてもこの教授の講義に参加したい、と思える方に出会い、そう思い立った日にすぐにメールを書きました。
すると返信が返ってきて、メールを書いた確か翌日くらいに呼んでいただけることになりました。
意欲ある中高生というのは非常に周り、特に目上の方から応援されやすいです。
そんなチャンスはなかなかないので、ぜひその身分を使い倒して興味のあることに、迷わず挑戦してみるのを強く強くお勧めします。
といいつつも、どんなことに手を出してみれば良いのかわからないという人もいらっしゃると思います。
ですから、後日別の記事で慶應SFC受験生ならしてみたい具体的アクションプランをお伝えしますので、悩んだらそこから手をつけてみるのはいかがでしょうか。
受験方式が一般方式であれAO方式であれ役に立つようなことをお伝えしていければと思います。
メモ
上二つの項目にもつながることがありますがあらゆることをメモするのはお勧めです。
メモをする対象は日常生活を送る上での全ての事柄です。
書き取ったメモ自体にも価値がある場合ももちろんありますが、
これをすることによって何が重要で何が重要でないかすぐに判断する力がつくと感じています。
また、その重要な事柄や、事柄同士のつながりを構造化する力もつきます。
こうした行為によって、小論文の資料読み込みの際にサッとどこが重要かを見抜けるようになり論理構造のしっかりした文章を書く手助けになると思います。
優先順位決め
受験が近づくとどうしても視野が狭くなりがちですが、大学受験というのは重要でありながら一つのイベントにすぎません。
もちろん実力主義が叫ばれる現代でも日本ではいまだに学歴主義が根を張っているのは事実でしょう。学歴が高い方が高年収につながるというのも事実ベースで正しいと言えます。
しかし、学歴や年収がもし自分の中での優先順位として低いのであれば、周囲の意見に流されず他の大事なものを追うべきでしょう。
僕自身、高校の同級生と過ごす時間や学校行事か、受験勉強の時間のどちらを大事にするべきか葛藤がありました。少し良い学歴を手に入れて生涯年収に数千万差が出るとしてもこの高校時代の時間は数千万以上の価値があるからそちらを大事にする、という考え方もあると思います。
僕の場合は、コロナウイルスによって高校1年生、2年生の時は思うように学校行事ができませんでした。
そのため、高校3年生の時は受験勉強と並行しながらなんとか時間を作って行事に積極的に参加するようにしました。
その結果、最後の行事が終わった時には高校時代の行事に未練なく受験勉強に切り替えることができました。
塾や先生は基本、生徒には勉強をして結果を出してもらいたいと思うものだと思いますので、勉強する時間がなかなか取れず咎められることもあるかもしれません。しかし、周囲の意見に流されることなく、自分はどうしたいのかを常に忘れないように、優先順位を大切にすると、受験の結果がどうあれ、納得のいく受験になるのではないかと思います。
終わりに
いかがだったでしょうか。
今回の記事では受験勉強を本格的に始める前にみなさんにぜひやってほしい、これは自分がやっておいてよかった!ということを具体的にお伝えしていきました。
一つでも役に立ったと思えることが見つかればとても嬉しいです。
受験勉強応援しています。