この記事の目次
自己紹介
はじめまして。慶應義塾大学総合政策学部2023年入学のMYです。
私は中高時代、寮生活を送りながら剣道部に所属し、高校では応援団にも参加。応援団長としてチームを牽引しました。当時は部活動と応援活動に夢中で、授業中もそのことで頭がいっぱいになるか、居眠りをしていることがほとんどでした。その結果、校内の成績は下位に甘んじ、模試でも振るわない成績が続いていました。
しかし、慶應SFCの自由闊達な校風と起業家マインドに強く惹かれ、部活引退後の高3の7月から本格的に受験勉強をスタート。
努力を重ねた結果、慶應義塾大学経済学部と総合政策学部(SFC)の両学部に合格を果たすことができました。
この記事では、私が逆転合格を実現した受験エピソードと、その成功の秘訣をお伝えしたいと思います。
プロフィール・受験結果
出身校:長崎県の私立高校(中高一貫の持ち上がり)
部活:剣道部、応援団
予備校や塾:地元の個人塾の方にメンターをしていただいていた
SFCを志望した時期:高二の冬
使用科目:英語、数学、小論文
合格実績:慶應義塾大学経済学部A方式、慶應義塾大学総合政策学部、慶應義塾大学環境情報学部
使用した参考書
英語で使用した参考書
- システム英単語ベーシック
- システム英単語
- システム英熟語
- 英文解釈の技術100
- 赤本
数学で使用した参考書
- 文系数学の良問プラチカ
- 基礎問題精巧
- 赤本
小論文で使用した参考書
- 赤本
受験勉強の心構え
英語、数学どちらにも共通して意識していたのが「わからない」を徹底的に潰すことです。
答えを見てその答えを覚えただけではその一問が理解できたとしても、次同じような問題が解けません。
とにかく疑問点を全て解消するようにしていました。
(僕の場合はとにかく先生や成績優秀な友達に質問攻めしていました笑)
慶應SFC英語の勉強法
英単語の学習法
僕はシステム英単語を愛用していました。(派生語や熟語、覚え方など書き込み続けて、最終的には書き込んでいないページは1ページもなくなりました。(写真1))
英単語で大切なのは「完璧を目指さない」ことだと思います。
全部の単語を暗記のみで覚えるのは不可能に近いです。
「単語帳が終わってないから、問題を解くのはまだ先かな?」
絶対に違います!
問題を解きながら、わからなかった単語を覚えていってください。その方が記憶に残りやすい、かつ早いです。(もちろん暗記も並行してください)
英文法の学習法
「英文解釈の技術100」を一日一文完全に理解する、と決めてコツコツと続けました。
具体的には、SVOCを全ての単語に振って、代名詞は何を指してるか、関係代名詞の役割、などまで細かく分析しました。(当初の予定では3ヶ月かかる予定でしたが、途中でコツを掴んで簡単なのをまとめてやっていたため2ヶ月ほどで終わりました。)
単語とは違い、文法で大切なのは「完璧」を目指すことだと思います。使い方がわからないとせっかく覚えた語彙も意味がなくなります。逆に、文法が身につけば語彙がわからなくてもある程度推測できるようになります。
長文読解
最低限上記の方法で語彙・文法の知識を身につけた後は、赤本を解きまくりました。
長文を全てコピーして、問題を解いて採点しました。
その後、先ほど英文解釈の技術100でやったことを過去問の長文全てでやりました。
単語・文法はもちろん、その文章で何を聞かれても答えられるようにしました。
それを全ての年度で行い、終わったらまた初めから同じことを繰り返しました。
(最初は一個の長文に1週間とかかけていました)
SFCの英語長文はかなりクセがありますが、じっくり付き合うことで必ず解けるようになると思います。
また、並行して共通テストの過去問を時間を測ってプレッシャーをかけながら解くということもやっていました。「速読力」を身につける上ではこれが一番効果がありました。
慶應SFC数学の勉強法
とにかく数をこなしました。
目についた問題を全て解きました。
そして、その問題に関して「わからない」ところを潰していきました。
ただ、初めは「解け!」と言われても解法が全くわからないと思うので、段々と解く問題のレベルを上げていくことが必要です。
私は「基礎問題精巧」から始めました。
基礎問題精巧はとにかく解説が手厚いのでおすすめです。
基礎問題精巧が一通りできたら、基本的な解法は全て身につけることができます。
そこからは赤本や共通テストの過去問、模試の問題や学校で出される問題などを手当たり次第に解いて、「わからない」をなくすことを繰り返しました。
SFCの数学は発想力勝負の色味が強いですが、数学における発想力は場数を踏むことで鍛えられます。様々な問題を解いて、解法を身につければ、必ず解くことができると思います。
慶應SFC小論文の勉強法
慶應SFC・慶應経済の過去問を解いて、それをメンターの方に見せて「対話」という形で意見やアイディアの深掘りをしていただきました。
そして、そこで出た内容を今よりも上手く書くためには、という流れで教えていただきました。
中には書く内容が全く思いつかないものもありましたが、その時もメンターの方に対話を通して新たな知識や発想方法をご教授していただきました。
小論文は自分の考えをいかに言語化(表現)できるかが勝負なので、それを意識した勉強を行うと良いと思います。
受験生に向けて
SFCの一番の推しポイントは「面白い人間」がゴロゴロいるところです。
面白い、というのは発想力であったり、やっていることであったり、境遇であったり、スキルであったり様々ですが、間違いなく他の大学、学部よりも“面白い”人間が多いです。
僕は慶應経済にも合格し、高校の担任からは「経済に行け」と言っていただきましたが、SFCを志望した自分の信念を信じて総合政策学部に入学しました。
今では面白い奴らに囲まれて大学生活を送ることができ、SFCに入学して本当に良かったと思っています。
皆さんがSFCを志望している理由は様々あると思いますが、その信念を最後まで貫いてほしいと思います。
その気持ちさえあれば、辛い受験期でも必ず乗り越えることができると思います。
応援しています!
