合格体験記

【合格体験記】慶應義塾大学 総合政策学部(2021年入学)#9

慶應SFC_合格体験記

はじめまして、2021年に慶應義塾大学総合政策学部に入学した、学部一年のさめです。

私は鹿児島県で小中高と過ごしてきました。

高校一年生時は成績も学年の中で真ん中の方で決して頭がいいわけではなかった私ですが、そんな私がSFCに入学するまでに、どんな勉強をしてきたか、どんな受験生生活を送ってきたかをまとめていきたいと思います。

慶應SFCインテンシブコース

受験大学

私が最終的に受験したのは以下の学校・学部です。

  • 京都大学(経済学部)
  • 慶應義塾大学(総合政策学部・環境情報学部)
  • 早稲田大学(法学部)
  • 中央大学(法学部 法学科・国際企業法学科)
    • 早稲田大学と中央大学は共通テスト単独方式で受験

結果は、京都大学と早稲田大学が不合格、慶應SFC(総合政策・環境情報)と中央大学は全て合格という感じでした。

受験期に使った参考書

私は国公立受験をしたこともあって、SFC対策はあまり十分に行えませんでした。

そのため、SFCの受験勉強のために利用していたのは以下の二つの参考書でした。

「綺麗だなー」とか「少ないなー」と思うかもしれませんが、実際には国公立受験のために学校から「鉄壁」や「Scramble」のようなテキストを渡されていました。

とはいえ、私は他のSFC受験者の方々と比べると英語がプロフェッショナルなわけでもなかったので、受験時には数学と英語どっちで受けようかなーと頭を悩ませていました。

(数学は一年時に学校でもらった「青チャート」を使ったり、「文系良問のプラチカ」を使ったりしていました)

ここからは、圧倒的にSFC対策が不十分だった僕がどのようにしてダブル合格できるところまで至ったかを書いていきたいと思います。ほとんどが自分の受験期の回想のようなものなのですが、読んでいただけると幸いです。

(具体的にやったことは「受験まで」の段落にまとめました。時間のない方はそこだけでも覗いてみてください。)

高三の4月・5月

私はもともと京都大学の総合人間学部を志望学部に掲げて勉強していました。

(この志望学部も最終的には変化するわけですが、それは受験前の話になります。)

この頃は、私立大学に通う気持ちもなかったため、小論文のことなど全く考えていませんでした。

私の学校では、この時期になぜか全員小論文模試を受ける慣習がありましたが、小論文を受験に使う予定が全くなかった私は模試の当日も正直全く乗り気ではなく、よくわからないまま受けました。

今思うと、この模試で私は初めて「小論文」の難しさを体感しました。

小論文での原稿用紙の使い方すら教わっていなかった(調べなかった)私は、この模試の中でさまざまなミスを犯しました。例えば、「常体・敬体」や、「一マス目を開けない」、「主語を全て僕にする」と言ったものです。模試が終わって、答案が回収されている時に、周りの人と書き方が違いすぎて血の気が引いたのを今も覚えています。

このような答案を提出すると、結果は偏差値50くらいにしかなりません。正直、ここまでひどいとは思っていなかったので衝撃的な結果でした。

慶應SFCを見つける

この模試が返却された頃、私は父にSFCの存在を教えられます。理系の勉強と文系の勉強どちらもしたいと思って総合人間学部を受験しようとしていた私は、この学部の存在を知って併願先として受験しようと決心しました。

しかし、そのことを担任の先生に学校の進路相談で伝えるとあまり良くは思われませんでした。理由は二つあります。

  • SFCの小論文は難しく、併願で選ぶような学部ではないから
  • 私立の勉強によって、肝心の国公立受験の勉強時間を減らすべきではないから

今考えてみれば、小論文模試の結果をみていた担任の先生からすると、ただでさえ難関校を狙おうとしている私のSFC受験は時間の無駄にも思えたのだろうと思います。

その場では「分かりました」と答えましたが、内心絶対に受験して合格してやると思い、写真にある参考書を書店に買いに行ったのを覚えています。

高三の夏

この頃は、国公立大学の勉強を中心にしていて、小論文対策はほとんどしていませんでした。

この時期の学習で合格のためになったと思うことは、英検の準一級をとったことと、学校の意向で受けた東大模試で思いのほか英語で戦えていたことで、自分の英語力に対する自信がついたことです。

英語はもともと好きな教科でコツコツ勉強していたので、SFC受験の時にもあまり苦労はしなかったように思います。

高三の9月・10月

この頃になってくると、みんな本格的に受験モードに切り替わっていて、雰囲気が一気に引き締まったのを覚えています。

受験期には、基本的に夏と秋に学校別模試(通称:冠模試)があるので、夏のリベンジを果たすため、あるいは受験に向けて弾みをつけるために、この時期には勉強への意欲がどんどん増していきます。

この頃、私は国公立大学の勉強と同時に、早慶オープンに向けて先ほどの参考書を一周し、付け焼き刃ではありますがSFC的な思考を身につけようとしました。

実際に模試を受けた後は、ある程度できたかなという微かな感触がありました。

(この頃私は環境情報学部のみ受験すると学校側に伝えていたので、模試では環境情報学部の問題をときました。)

そして、秋の冠模試が一通り終わると共通テスト対策が始まり、再び小論文対策はしないようになりました。

共通テスト

共通テストはある程度うまくいきました。大失敗するわけでもなく、とても点数が高くなるわけでもなく実力そのままの結果が出たように思います。

しかし、当時私が第一志望にしていた京都大学の総合人間学部は、社会と理科基礎のみを二次試験に加算する独特な方式をとっていました。私は暗記することがあまり得意ではなく、社会と理科基礎も微妙な点数だったこともあり、総合人間学部の受験をやめておこうかと考えるようになり総合人間学部を受験するという気持ちが揺らぎ始めました。

また、兼ねてからSFCの方が総合人間学部よりも自分のやりたいことができるのではないかと思っていたこともあって、その気持ちの揺らぎはさらに加速し、共通テスト後は非常に悩みました。

結果的に、SFCの方が自分のやりたいことに合っていると思い、私は総合人間学部の受験をやめて、京都大学の経済学部に出願し、SFCはチャンスを増やすという意味で両学部とも出願しました。

直前期

ここからはSFC対策として何をしたかを重点的に書いていきます。

まず私が最初に行ったのは、早慶オープンの復習です。

もちろん英語は終わってすぐに復習したものの、小論文はそうはいきません。人にみてもらって初めて評価を受けるものですから、返却された答案を見直して、何が足りなかったか、どこがうまくいったかをしっかり確認します。また、文章自体の評価をもらうために親にその小論文を読んでもらって意見を聞くこともしました。

(私は学校の中では国公立受験組だったこともあり、学校の先生に小論文の添削を頼むことはできませんでしたが、できればしてもらった方がいいと思います。)

また、私はSFCの研究領域を調べ上げて、SFCがどんなネタが好きか、SFCの教授の中にはどんな発想があるかをまとめていました。小論文のネタにもなりうるし、英語の文章の中でテーマになるかもしれません。SFCのホームページ、教授の話、これまでの試験の傾向から様々な予測をたて、それに関連するワードをピックアップしました。その過程で、このサイトを覗いていました。

もちろん英語の過去問も行いました。私の場合は、総合・環境合わせて7年分の問題をとき、わからない単語や怪しい単語は全て調べました。SFCの英文には専門的な単語が多く出てくるので、暗記が得意ではない自分にとってはわからない単語も多くありました。後悔しないようにと、どんな些細な不安材料も消してから試験に臨むことを意識して、受験に向かう飛行機の中でも過去問を解き、単語を調べていました。

正直なところ小論文は水ものです。英語と比べてしまえば、点数が安定することもないので、小論文だよりの戦略では通用しません。試験の結果は、英語や数学、情報と言った学科試験と小論文の点数の合計で決まるのですから、学科で点数を取ることが大きなハンデになるのは確かだと思います。

受験期

一日目の総合政策学部の試験は、環境情報の予行演習的な感覚で臨んでいたことがリラックスさせてくれたように思います。しかし、小論文の回答用紙が配られた時に、あまりの回答用紙の長さに驚き、笑いそうになったことを覚えています。そのような心の中に少しの余裕があった方が試験はやりやすいと思います。

一日目の後は、いつもと同じように英語でわからなかった、怪しい単語の意味を調べました。

結果的に幾つかの単語が二日目にも出てきたため、少し救われました。

二日目の環境情報学部の試験は、一日目とは打って変わってとても緊張しました。もともと、環境情報学部で合格を掴むイメージを持っていたためでしょうか。しかし、昼食時間をへてその緊張も薄れました。不思議なことに、環境情報学部の小論文は始まってすぐこそ問題の特殊性にめんくらったものの、書き進めるうちに楽しくなっていったように思います。

問題を解いていると余裕がなくなってしまいがちですが、自分の言いたいことを伝えることを忘れずに書くことが大切だと思います。

自己採点結果(英語)

総合人間学部:140点程度

環境情報学部:120点程度

どちらも決して高得点ではありませんが、流石に環境情報学部の結果には驚き、不合格だろうなと思いながら過ごしました。

結果

結果的には、総合政策学部・環境情報学部どちらも合格しました。

少なくとも環境情報学部の不合格は確信していたのでとても驚きましたが、今振り返ると、どちらの小論文もうまく自分の得意な分野に話題を移して書くことができたのが大きな合格の要因だったかなと思います。

まとめ

僕がSFC受験に際してやったことは、他の人と比べてみると少ないですし、実際にSFCの受験勉強に充てた時間も長くはありません。

ですが、これはSFCの入試が運ゲーだと言っているのではありません。むしろその逆だと思います。

英語に関していえば、私は昔から英語を好きで勉強してきました。私よりも英語ができる人は山ほどいますが、それでも、自分が受験までに長く続けてきた努力が最終的に身を結んだのだと思います。

小論文であっても、最後は血眼になってSFCを研究して試験に臨み、本番でも自分が思ったように考えを述べることができました。

つまり私が言いたいのは、短期間で合格していたり、逆転して合格したりする人にはその人なりに積み上げてきた努力や、志望校への思いがあって合格を勝ち取っているということです。入学して言えるのは、SFCに入る人には目的意識がはっきりしている人が多いです。

自分がなぜこの学部に入りたいのか、そこで何がしたいのか今一度考えてみてください。

長くなりましたが、私の合格体験記はこれでおしまいです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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ABOUT ME
Kaz
高校卒業後1年間浪人し、2005年慶應義塾大学総合政策学部入学、2009年卒業。本サイト「小論文のトリセツ」の管理人です。一見難しい小論文学習の面白さを伝え、大学受験合格に導くため、日々情報発信を行っています。

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