未分類

【受験生必見!】慶應SFCに入る前と入った後に感じた差

こんにちは。タケです。

今回は2023年度にSFCに入学した僕が、慶應SFCに入る前と入った後の差をお伝えしていきたいと思います。

これを読んでいる慶應SFCに興味を持ってくださっている方は、入学前にSFCがどんな場所であるか、解像度を上げたいはずです。

またSFCのやっていることが異端であるが故にネット上では賛否両論が見受けられるのも事実です。SFCは慶應じゃない、誰でも入れるなどと揶揄されることもしばしばです。

そうした意見についても、実体験と照らし合わせて私の考えを赤裸々にお伝えできればと思います。

慶應SFCインテンシブコース

オープンキャンパスでの雰囲気と実際の雰囲気

大学の雰囲気を確かめるためには実際にそこに赴くのが一番です。
僕もネット記事を読んだり大学関連のYouTubeを見たりしましたが、それは発信者というフィルターを通した情報しか得られません。
耳にタコができるほど聞いたと思いますが、百聞は一見に如かずだと思ってぜひ一度キャンパスに足を運んでみましょう。
その代表的な機会として、オープンキャンパスが挙げられます。
例年慶應SFCではオープンキャンパスは夏休みに行われていましたが、確か2024年度以降の受験生向けのものからは11月に変更になったと思いますので、大学の公式サイトをよく参照してください。

僕は8月にSFCに初めて足を運びました。
その時は、すごく緑がたくさんで自然豊かなキャンパスだと思ったのを覚えています。また、案内してくださる先輩方もみんな真面目だし、研究発表も行われているという状況でした。
いざ入学してみるとあることに気づきました。それは、オープンキャンパス期間に(運営などで)キャンパスにいる学生は比較的志が高く真面目であるということです。
入ってみると、田舎といえども慶應は慶應ですから、やはり真面目な感じの人だけでなくチャラいノリの人ももちろんいます。
それがいい悪いではなく、上で百聞は一見に如かずとは書きましたが、オープンキャンパスでわかる雰囲気というのは、学生の中でも一部の雰囲気であるという事実は忘れないでいただきたいと思います。

大学本来の雰囲気を体感したい方は、自分の興味のある研究をされている教授にコンタクトをとってお邪魔するのも一つの手かもしれません。
大学の教授はご多忙な中でも、志ある高校生のためなら割と喜んで招いてくださることが多いです。
僕も慶應やその他の大学の教授の研究室にお邪魔したことが何度かありますが、どの先生方も快く連絡に返信してくださり、お招きいただきました。
そこで赴いたことでその大学や学部、学科の雰囲気を肌で感じることができました。さらに、世界最先端の研究をされている教授の気迫にも触れることができ、とても貴重な経験になりました。
念の為もう一度書いておきますが、教授はご多忙な方が多いため返事をいただけたら運が良かったというくらいの心持ちでいると良いと思います。

カリキュラムの理想と現実

続いてはカリキュラムの理想と現実です。
SFCは必修が他学部、他大学と比べても圧倒的に少なく、自由度が高いことで有名です。それゆえに、自分の興味関心に沿って豊富な授業から選択できる、という趣旨の説明がされています。これは半分正確で半分は不正確です。
必修が少なく、カリキュラムの自由度が高いのは事実ですが、100%自分の興味ある授業だけで埋められるかといったらそうとも限りません
なぜなら、SFCは自由度が高い分、履修選抜を受けなければならない授業が多く、抽選や課題の出来によってその授業を取れるかが4月の頭に決まるからです。
そこでうまくいかないと抽選による選抜がない(自分の興味とは関係のないこともある)授業をとらなければならない、ということもあります。
しかし、これは他の学部等、特に理系に分類されるところでは必修で時間割がかなり固定されるところと比較すると自由度が高いです。
分野横断、特に文理にまたがる分野に興味がある人はここまでうってつけのカリキュラムはないと思います。

通学やバス列について

SFCを志望している人の大きな懸念点の一つとして通学が挙げられるでしょう。中でもバス列は有名です。SFC生のTwitterを見ていると朝のバス列がすごい……というツイートをよく見かけることでしょう。
また、首都圏、特に東京に近い方から通学することになる受験生はそんなに通学時間が取られていいのかと不安に思うかもしれません。

この問題については、駅降りて目の前の日吉キャンパスや、最寄駅から歩いて10分程度の三田キャンパスと比較すると流石に不便でしょう。
しかし、通学は朝は下り、帰りは上りを使うことになるため、私は相鉄線を利用していますが電車はとても空いており快適ですよ。これは嬉しい誤算でした。
バス列も百人くらい並ぶ時がありますが、バス1台あたり50人程度、ツインライナーという2台連結車両もよく運用されておりそちらだと100人程度は収容できると思います。
さらに、混雑時は10分以内の間隔で運行しているため、バス列はそこまで待ちません。ですから、思ったより通学については心配する必要がない、というのが私の感覚です。

大学内ヒエラルキーについてーSFCは慶應なのか

通学に関する懸念とともに、もしかすると慶應内部の大学内ヒエラルキーについて気になっている方がいらっしゃるかもしれません。
僕も「SFCは慶應の中でも一番カーストが下」などといったネットの情報に踊らされることがありました。

これについて入試難易度と立地の観点から書きたいと思います。

まず、入試難易度についてです。
現時点、SFCは慶應の中で一番入試が簡単かと言われたら、人によるがそう感じる人もいるだろう、ということです。模試で偏差値が75を超えるくらい英語か数学がずば抜けてでき、論理的文章が書けるタイプにとっては、複数科目を勉強しなければならない他学部よりも簡単であると感じることが多いです。
しかし、SFCの問題は英語も数学も出題傾向が特殊ですのでそれとうまくマッチしないタイプには他学部よりも圧倒的に難しいと感じることもあるでしょう。
要は適性があるか否かです。
また、SFCはAO入試勢が全体の3割いるため、一般に指す「学力」が他学部に及ばない学生がよく入学しているとの批判があります。そうした批判はSFCのコンセプトに共感しない人がいると考えられます。

SFCは「人間にとって重要なのは一般的に指す狭義の学力だけではないよね」という思想をベースにつくられています。
それゆえに、偏差値で学力を測定すると他学部に及ばないという人でも他に秀でており、他の学生に良い影響を与えるだろうと考えられる人が入学できるように意図的に作られています。
ですから、大学入試を自分の受験生時点での学力を表す競技で、そこで上位に入ることが人間として価値あることだ、というような捉え方をしている人とは相容れないコンセプトになっています。
僕はその考えについて否定も肯定もしませんが、そういった思想が根底にあることを知っておくと入学前後の印象の乖離が小さくなると思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。

慶應SFCはあらゆることが異端な学部であるがゆえに、議論の対象となりやすいですが、どの大学のどの学部に進もうが肯定的に捉える人も、否定的に捉える人もいます。

僕自身は、都市のゴミゴミした場所よりはゆったりした自然豊かな場所で学びたいと考えており、また新しいものが好きですので自分に合っている大学選びができたと感じています。

どこへ行っても賛否両論あるのだから、自分は大学、またそれ以降どのように生きていきたいか考え、それに従って選択をすることで自分が最も満足する大学受験につながるのではないかと思います。

応援しています。

慶應SFC対策に特化したオンライン学習塾!無料相談受付中

慶應SFC合格のための特別カリキュラム「慶應SFCインテンシブコース」は、SFC受験生の皆様からの無料カウンセリングを随時受け付けています。

「SFC小論文の対策ってどうすれば良いの?」「併願校の選び方は…?」「そもそもSFCってどんな学校?」といった疑問点に対して、慶應SFC出身の運営責任者であるKazがお応えします。

講師・コーチはすべて慶應SFC合格者で構成。SFCの出題傾向を知り尽くした講師陣が、SFC合格の最短ルートを伝授し、学習の定着化を支援します。オンラインの無料カウンセリング申込は、下記フォームからお問い合わせください。

慶應SFCインテンシブコース無料カウンセリング申込フォーム

また、小論文のトリセツ公式LINEでも、慶應SFC合格に役立つコンテンツを発信しています。科目別学習プランも期間限定配信中です。今すぐ、LINEで友だち登録しましょう!

LINE登録でSFC対策のお役立ち情報をGET!

ABOUT ME
カイ
慶應義塾大学環境情報学部1年。 受験生時代に小論文のトリセツサイトにお世話になり、現役で環境情報学部・総合政策学部にW合格。受験科目は英語+小論文。 自身の受験の経験や現役慶應生であるという立場から皆さんのお役に立てる情報をお伝えしていきます!

慶應SFCインテンシブコース