みなさんこんにちは。
今回は、慶應義塾大学環境情報学部・総合政策学部(慶應SFC)の受験をちょうど1年後くらいに控える受験生の方に向けて、今すべきことをお伝えしていきます。
もし、これ以上詳しく知りたいという方は、小論文のトリセツの説明会であなたに合った詳しいお話をすることができます。こちらは完全無料ですので、ぜひご利用ください。
今回は、内容が多くなるため、全4本立ててでお伝えいたします。
それでは、本題に入っていきます。
前提編
・ゴールから逆算して、何をどれくらいやればいいか予測する
基本的には、この時期にやるべきことは、受験本番までに自分の学力をどういうところまで持っていけばいいのか、できるだけ解像度を高くして考えることです。
そのためには最新年度の過去問を解いて、合格点との差を知る、今の自分がどれだけ得点できるのか把握する(1年後に倒すべき敵を知る)ことが最重要です。
慶應SFC以外の大学は、最新年度でなくても、そこまで傾向が変わることはないです。しかし、こと慶應SFC入試においては、問われていることの本質は変化していなくても情勢に鑑みて出題傾向が変わることがありますので、できるだけ手に入る最新年度の過去問を解いてみることをおすすめします。
その上で、各予備校や弊塾が出している、難易度傾向を把握しておくと、例年との難易度の差も考慮できます。英語や数学、情報は答えが一つに定まるため、何点取れたか把握しやすいと思いますが、小論文の添削は難しいですね。
もし、完全に独学でやる必要があるなら、日を置いて自分でできるだけ客観的に、論理的に回答できているかチェックするのが比較的効果的と言えるでしょう。しかし、これはかなり至難の業です。
高校の国語の先生などがいる場合は、添削を依頼してみるのも良いでしょう。
しかし、それでも、高校の先生は慶應SFC小論文の添削を大量に見てきたわけではないと思いますので、もし可能なら私たちのような、慶應SFC小論文を専門で添削している人に頼むことを強くすすめます。(慶應SFC小論文添削サービスのご案内はこちらから。)
みなさんの添削を担当する、我々コーチ陣は、慶應SFCに一般受験で合格した中でも、環境情報学部・総合政策学部の両学部に合格しているなど、余裕を持って合格しているSFC生、もしくは卒業生が担当しています。特に、代表の井口は大手予備校で小論文の添削を数百枚こなし、数多くの生徒を合格に導いた経験の持ち主です。
我々の小論文の添削は、 一度、受ければ、誰もが合格点に達するといったような魔法ではありません。しかし、他の塾や予備校での勉強、ましてや独学のスタイルでの勉強より効率的に力をつけられる添削を行うことができます。
宣伝になってしまいましたが、私たちは、それだけ自信のあるサービスを提供しています。
話を戻して、小論文の採点をどうにかして行えたとしましょう。
残るは、英語や数学、情報です。
英語、英語かつ数学、数学、数学かつ情報の4つの試験タイプについて、7割(140/200)程度あると合格水準、8割(160/200)程度あると安心できます。
問題を解いてみてどのような感想を持ちましたか。
英語なら、「語彙が難しすぎてわからない」「長文で読む時間が足りなかった」「長文を読む集中力がもたなかった」
数学なら「解法が思いつかなかった」「時間が足りなかった」「計算ミスをした」
情報なら「聞いたことがあるけど、答えが思い出せなかった」「考え方を間違えて覚えていた」など人それぞれでしょう。
ここから分析するときのコツとしては、失点した問題を類型してみることです。
英語で、語彙がわからなければ、どのレベルの語彙なのか。英検2級(ターゲット1900や速読英単語レベルなのか)、英検準1級、1級レベルなのかで話は全く違います。
英検2級レベルの語彙がわからなかったのなら、非常にまずいです。全ての単語の意味を即答できるレベルが理想です。
英検準1級レベルであれば、できれば完璧にしておいてほしいですが、8割から9割程度暗記できていれば及第点でしょう。
さらには、英検1級レベルであれば、できる限り覚えておくに越したことはないですが、例えば、小論文の出来が極端に悪いのであれば、そちらにリソースを割くべきです。
このように、英語の語彙ひとつとっても、どのレベルに分類されるか考えることによって、受験本番までに何を、どの程度力を入れて行うべきか見えてきます。
数学でも同様で、「回答したのに、間違っていた問題」たちを分析するときには、最低限覚えておくべき公式(教科書に掲載されているレベル)を覚えていなかったのか、その運用に不安があったのか、それ以上のレベルの問題(例えば、青チャートやFocus Goldなど有名網羅系参考書に掲載されているような典型問題)をマスターしていなかったのか。SFCの独特な出題形式に引っ掛けられてしまったのか。
どれなのかでやるかで話が全く違います。
情報については、受験者が少ないため、詳細は割愛しますが、どちらにせよ、やるべき分析方法は同じです。
こうして、自分の中で、何が足りないのか分析、言語化できたところで、どの参考書をどのくらいやればいいかを考えましょう。
小論文については、講じるべき対策がかなり難しいですが、英語など他の学科科目については、他学部、他大学の対策とそこまで変わりありませんので、自分で調べたり、できる友人に聞いたり、学校の先生に尋ねたりしてみてください。
実は、我々小論文のトリセツでは「これだけ勉強すれば慶應SFCに合格するだけの力はつくだろう」というベースとなるカリキュラムを、全員慶應SFCに合格したコーチで話し合い、練っています。
そして、そのカリキュラムの一部を今後公開予定ですので、お楽しみに。
もし、より自分に合ったオーダーメイドのカリキュラムが欲しい場合は、当塾小論文のトリセツを活用してください。
ここで、各科目でやるべきことがある程度わかったとしましょう。
その次にやるべきことは、次のことです。
まず、現役生・浪人生どちらにも共通することをお話しした上で、それぞれに分けて解説していきます。