この記事の目次
プロフィールサマリー
出身:愛知県 私立名古屋高校(偏差値65〜67)
内申:3.7
実績
- 一年生:部活動 県大会優勝 東海大会3位入賞 全国大会出場
- 二年生:学業 クラインメモリアルチャペル杯 3位
- 部活動 アジア大会出場 国民体育大会3位 東海大会優 名古屋市栄光賞
- 三年生:部活動 東海総体優勝 東海グレコローマン選手権大会優勝 国民体育大会3位
受験予定の教科:国語(現・古・漢)英語 社会(世界史)小論文
受験予定の大学:立教大学 社会学部 メディア社会学科
- 同志社大学 スポーツ健康科学部
- 早稲田大学 スポーツ健康科学部
- 慶應義塾大学 総合政策学部
- 明治大学 商学部
- 周南公立大学 経営学部
慶應SFC志望のきっかけ
SFCに通うレスリング部の先輩から練習に誘われ、練習に訪れました。その時にキャンパスも案内してもらいました。いざ足を踏み入れてみると、キャンパスの研究室の充実さやに施設の多さに感動を覚えSFCを調べるきっかけとなりました。すると、時間割の組み方の自由度が高いことや、自分が興味を持っていたスポーツについての研究をしている教授が多いことがわかりました。さらに学校のことを調べ進めていると、SFCで学び研究をしたいという思いが強くなり志望校に入れました。
小さい頃からスポーツが人一倍好きで、スポーツを仕事にしたいという思いをずっと持ち続けています。しかし、選手として活躍し稼いでいくためには才能も努力の量も足りていません。そのため、アスリートを側から支える仕事を夢に掲げました。その旨となぜSFCなのかというのを両親に伝え、SFCを目指しました。
また、SFCが慶應義塾であるという理由も少なからずあります。慶應義塾に通うレベルの高い人たちと縁を作り自分の人生を豊かにしたいという考えもあり、SFCを志望しました。
慶應SFCのAO受験に向いていると思う人は?
やりたいことがはっきりしている人や、好きなものを好きと心から言える人、実行力のある人だと考えています。
自分の興味がある分野を徹底的に探求し、そこで得た学びから問題提起をでき、解決に向けて実行に移せるような行動力がある人が、SFCに向いているのではないでしょうか。
慶應SFC AO入試攻略法
提出物
・志望理由書
・自由記述A42枚
・活動報告書200字
・志望者評価2名
・任意提出資料10枚
私は、4月中旬からSFCのAO対策の準備を本格的に始めました。部活動の試合が本格的になる7月8月には志望理由書の修正などをしにくいと判断し、6月には大方終わらせていました。7月からは、学校の先生や誘ってくれた先輩などに添削をしてもらい最終的に7月末に志望理由書を完成させました。そして、完成をした志望理由書を何度も見返し、もっと説明が欲しいと思った部分を自由記述の内容にしました。
面接が最も大切になってきますが、志望理由書の作成段階では考えなくて大丈夫です。自分は面接で合格できたと思っています。
書類作成の準備
私は、初めからやりたいことが決まっていたので、そのやりたいことをとにかく文字に起こすことから始めました。パソコンで打ち込むだけでなく、ディクテーション(音声入力)を使って、志望理由書を書き上げました。
結果、初めて書いた志望理由書は4,000字を超えていました。その志望理由書を削りながら付け足すという動作を繰り返しました。結果的に、26回書き直しました。
その中で、最も苦労したことは「『本気で慶應SFCに入りたい』という気持ちをいかにして伝えるか」です。書いていた志望理由書を見返すと、「他の大学ではダメなの?」という疑問に対して答えられませんでした。それを解決するために、SFCの教授の本を何冊も読みました。自分の人生で読んだことのない量の本を読んだと思います(12冊/月)。そして、得た知識を志望理由書に入れ込み書き直す。
志望理由書が完成した日は100%と思っていても、次の日には95%ほどにしか見えなくなり、完成への道は本当に遠く感じましたが、自分が満足いくまで試行錯誤を繰り返しました。この努力のおかげで今があると考えると、過去の自分を褒めたいです。
任意提出資料の準備
任意提出資料は、書けることをとにかく書いて10枠全てを埋めました。優先して見てもらいたいものは2つまで印をつけることができるので、枠を埋めた方がいいと思います。
また、同じ活動については3つまでにしておくことで、多岐にわたる活動ができるとアピールしたのも良かったのではないかと思います。これに関しては、かなり母に協力してもらい作り上げました。何度もこれで良いのかと提出の時不安になりましたが、自分を見せられているから良いと割り切って提出しました。
面接の準備
一次試験合格後に対策を始めました。その時期からでも十分間に合います。自分はSFC以外にも他のAOを受けました。しかし、他の大学のAOと違い一般的な面接の文言はありません。確かに面接時の姿勢や声量、態度は練習になりましたが、内容については練習になりませんでした。そのため、SFCはSFC用の面接対策を練る必要があります。
練習をする際に、質問を予想し解答の準備をするのは良いですが、丸暗記をしてしまうと本番パニックになってしまった時に全部飛んでしまうので、核にある部分を覚えていくことが大切です。
また、私はコミュニケーション能力が高いから大丈夫と思っていましたが、練習をしてなければ絶対に乗り切れませんでした。面接には経験値が必要と考えています。そこで、学校の先生以外の人に頼り、面接をしてもらうのも大事だなと思っています。自分の場合は、学校の先生や部活の先輩、そして繋がりのある企業の社長や幹部の方々にお願いをして面接練習とフィードバックをしました。ほぼ初対面の方と行うことで、本番と同じ状況を作ることができ、本番になっても上がりすぎてしまうということはありませんでした。
さらには、面接は30分程度ありますが、合否は始めの5分程度で決まると思います。教授の方々が入れたいと思ってもらえるような、志望理由や自分のスピーチをすることで、合格の路線に入ることができるのではないかと考えています。自分は志望理由を述べた後に、「君を入れて価値あるの?」と聞かれました。正直、びっくりしました。ですが、ここで怯んでしまっては不合格になってしまうと思い、自信を持って返答することができました。するとそこからは教授が変わったように優しく、楽しい面接になりました。
慶應SFC AO入試合格のポイント
志望理由書
なぜSFCでないとダメなのかについて触れる。また、自分について書くことで、その政策や研究、自分にしかできないとアピールする。2000字読んでいてもっと話を聞きたいと思われるような文章にする。2000字は想像以上に少ないので、無理やり深く描こうとしない。
自由記述
志望理由書で書き切れなかったこと書く。また、図や写真を使いたい場合に利用するのも良い。絶対に2枚書く。教授についてここで触れるのもあり。
任意提出資料
10枠を使って自分が多くのことができるとアピールする。
面接
本番を想定した練習をする。丸暗記しない。最初の5分間を徹底的に練習する。教授とは対話をするイメージでOK。
AO受験生へのメッセージ
SFCに入って2ヶ月が経ちました。周りのレベルの高さには本当に感心しています。頭が良いだけでなく、意識の高さであったり自己がしっかりしていたりと話を聞いているだけでも、毎日が刺激に溢れています。学生起業家や投資家、オリンピック選手はたまた総理大臣志望、SFCに来なければ会うことのできなかった人と出会い、話を聞く。それだけで、勉強になりますし、自分が変わるきっかけにもなりました。
ただ大学4年間を過ごすのではなく、勉強も部活(サークル)も恋愛も全部を頑張りたい人に本当におすすめです。SFCのみんなと知り合えたことが本当に幸せで、来てよかったと心から思えています。
AOも一般も準備が本当にきついと思いますが、ここを努力した先にはSFCの最高のキャンパスライフが待っています。来年会えることを心から楽しみにしています!頑張ってください!!
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。