みなさんこんにちは!小論文のトリセツスタッフのいりすです。
私は慶應大学SFCにAO入試で一発合格し、2018年に総合政策学部に入学し2022年にSFCを卒業しました。
今回は慶応SFC卒業生の視点から、SFCのAO入試面接を突破する方法について徹底解説していこうと思います!
この記事の目次
慶應SFC AO入試の倍率推移
慶應SFCのAO入試は、一般入試とは違って志望理由書や自由記述などの書類選考と面接試験の二部構成になっています。
よくAO入試は一般入試より楽・受かりやすいという意見も聞かれますが、以前もこの記事でお話しした通り、慶應SFC両学部の合格倍率は慶應の中でもダントツであり、AO入試に関しては10倍を超える年もあります。
最近はAO入試の回数が変わり、倍率は4倍〜5倍程度です。
しかし入試形態や回数、人数などに毎年ばらつきがあるので毎年同じ方法で倍率を計算するのは困難です。
出典:慶應義塾大学公式HP
慶應SFC AO入試で受かる!面接の心構え
それでは日本のAO入試の中でも最難関と言われている慶應SFCのAO入試面接試験を突破するにはどんな心構えや準備が必要なのでしょうか?
以下は有料級の内容となります!
基本的なマナー
まずは基本的なマナーについてです。
どれだけ面接の受け答え内容が良くても、基本的なマナーが守れていないと面接官に良い印象が与えられずマイナスの結果になってしまいます!
高校生だったら学校の先生に基本的なことは教えてもらえますし、もし心配だったらインターネットの記事や面接対策の本などでマナーを勉強しましょう。
まず服装に関して、制服がある高校生は制服で、普段制服を着ていない人はスーツやビジネスカジュアル系の服装をおすすめします。
ちなみに私がAO入試を受験した時は、普段の活動が着物だという理由で着物を着ている人もいました!
また、案外自分では気づかない言葉遣いや視線、身振り手振りなどのクセは他人から教えてもらって治すようにしましょう。
さらに、これらを当日緊張して忘れてしまわないように十分練習することも大事です!
服装、入退室、あいさつなど基本的なマナーを押さえておくことは必須!
メンタル面
面接試験では受け答えの内容が最重要だと思われることが多いですが、実は受け答えの内容の良し悪しや受験生が面接官に与える印象を大きく左右するのが受験生のメンタルです。
面接試験は大学と受験生のマッチング
AO入試の募集要項に書いてある通り、面接試験は口頭試問ではなく「大学と受験生のマッチングの場」です。
正しく受け答えすることも重要ですが、まずは憧れの教授たちとお話しできる機会を楽しむ気持ちで挑みましょう!
面接は試験というより大学とのマッチングの対話、大学とのお見合いだと捉えましょう。
自信のある受験生が受かる
さらに「自分は本当に受かるかな?」と不安がっている受験生より、「自分は絶対に受かる!」と自信がある受験生の方が面接官の印象も良いです。
自信は態度や言葉づかい、声のトーンにも大きな影響を与えます。
「自分は絶対に大丈夫!合格できる!」と自分に言い聞かせると、態度や言葉遣いにもその自信が表れて有利になります。
圧迫面接への向き合い方
SFCのAO入試面接試験は圧迫面接だとよく言われます。
しかし面接官の教授たちは意地悪で怖いのではなく、受験生が自分の言葉で受け答えができるかどうかを知りたいだけなのです。
SFCに入学すれば、教授たちもお酒を飲んで面白いことを言うこともあると気づきます・・・笑
面接官の教授たちは普段は全く怖い人たちではないので、「面接試験のために怖い演技をしてるんだな〜〜」と思って自信を持ちましょう!
技術面
次は面接試験で合格するための技術的な対策についてお話しします。
暗記をしている人は注意
面接試験というと想定される質問に対する回答を丸暗記している人がよくいますが、はっきり言ってこれは逆効果です。
面接官の教授たちは今まで何百人もの受験生の面接を担当してきているので、暗記している人はすぐにバレてしまいます。
自分が何を言いたいかきちんと自分の力で言語化できる人は、暗記をしなくても良いはずです。暗記に時間とエネルギーを使うのではなく、自分の志望理由やストーリーの言語化に注力しましょう!
言葉を正しく使えるようにする
普段私たちが日常的に使っている言葉でも、学術的な面から見たらあまり正しくない言葉づかいがあります。
日常生活でも自分が使っている言葉に対して注意をし、敏感になるトレーニングをしましょう。
学校の先生やSFCをよく知る人と面接練習をして、細かい言葉づかいまで指摘してもらいましょう!面接官から「この人は言葉に対する注意力が高い人だな」と思ってもらえます。
志望理由書との一貫性をもたせる
面接試験は志望理由書の延長線上にあります。
いわば、受験生がどれだけ自分の志望理由書を自分の頭で考えて書いたかを確認する試験です。
一次試験と二次試験の間の期間が空きますが、自分の志望理由書の内容をさらに深める意識で練習しましょう。
面接試験は自分の志望理由や動機、自分の将来のプランなどをしっかり自分の言葉で考えて言う試験です。
慶應SFC AO入試で受かる!面接の練習方法
それではここからは、AO入試に一発合格した経験のある私が受験生時代に実際に実践していた効果的な面接の練習方法をお伝えしていきます!
長さを変えて志望理由を言う練習
200字、400字、800字・・・や、1分、3分、5分など長さを変えて志望理由を言う練習をしましょう!
やってみると意外と短いほうが難しいかもしれません。
自分の志望理由を異なる長さで言い換える練習をすることで、自分の志望理由に対する理解が深まり、自分の頭で考えて発言する力がつきます!
想定する相手を変えて志望理由を言う練習
小学生、自分の友達、おじいちゃんおばあちゃん、専門家の先生など異なる相手を想定して志望理由を言う練習もおすすめです。
この練習を実際にしてみると、自分の志望理由を簡単にわかりやすく説明することが難しいと気づくと思います。
自分で専門用語や抽象的な言葉の意味をしっかり理解していないとうまく説明できないので、これも自分の頭で考えて言語化するいい練習になります。
日頃からのリサーチ
日頃からSFCや自分の興味のある分野についてリサーチを行いましょう。
よく時事問題やニュースに関する質問が出ることもあります。
特に新聞に目を通したり、興味のある分野の教授の情報をチェックしたりすることは必須です。
面接当日に自分の関心のある分野に関する時事問題や最新の話題について話ができるようにしておくと、自信が持てる上に自分の回答に深みをもたせることができます。
おわりに
SFCのAO入試面接は他大学の面接試験よりも時間と労力を割いて対策する必要があります。
- 基本的なマナー、メンタル面、技術面の知識とスキルを身につけよう
- 特に自信を持つことが大事
- 字数と時間、相手を変えて言い換える練習をしよう
- SFCや自分の関心のあるテーマに関する情報に常に敏感になろう
この記事で紹介したことを心に留めて練習頑張ってください!