SFC英語

慶應SFC英語の解法テクニック5選【正答率6割以上を目指す】

SFC英語のテクニック5選

こんにちは。慶應義塾大学総合政策学部(SFC)一年生のサカエです。

今回は、僕が受験生の時に様々な人に聞いたりインターネットで調べたりしたのちに自分で使って検証し、そして本番でも使用した「SFC英語を読むときの小技」についてご紹介します。

本質的な英語の実力というよりはあくまで補助的なテクニックであるため、ある程度の地力が付いている試験直前期に確認することをおすすめします。難しいと言われているSFC英語であっても、基本的には受験界で王道とされている勉強(単語を固めて、長文を読む)を愚直に続けていれば6割には乗ると思います。

ただ、そこから上に行く際にはこの記事で示すようなテクニックがあると少し楽になります。それでは、合計5つのテクニックをご紹介します!

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①問題を先に見て、指定された段落を線で囲う

SFC英語においては「In the 3rd paragraph…」のように特定の段落内の内容から問題を出すものが多々あります。SFC英語の長文は、基本的に海外論文を受験生向けに単語レベルを落とさずに出す上に文そのものが長いため、全ての文章を同じ力で読んでいては時間内に解き切ることも内容理解も厳しくなってしまいます

そこで、先に問題を確認して「この段落は注意して読まなきゃいけないのか」ということを明確に意識して、なおかつ段落を線で囲ったりしてマーキングしてから長文を読むことを心がけましょう。濃淡を付けて読むことが高得点へのカギです。

もちろん帰国子女で長文読解など余裕、また英語が超得意だから余裕という受験生はテクニックなど考えずに読むだけで高得点を取れるのかもしれませんが、僕のように純日本人かつそこまで英語ができるわけでもない「普通の受験生」は、問題から逆算して読解に対する集中力を段落レベルで管理しないと力の入れどころを見失って本旨の理解が曖昧になってしまっていました。

僕はこのテクニックを使うまではSFC英語の過去問は良くて6割5分、悪くて5割5分のラインをウロウロしていたのですが、使い始めてからはどんなに悪くても6割には乗るようになりました。習得単語数の増加や難単語対策なども絡んでくるので一概にこのテクニックのおかげだ!と言い切ることも難しいですが、少なからず安定感は出るようになります。

②段落ごとに内容のメモを残す

見出しの通り、段落ごとに内容を簡単にまとめたメモを文章の横に書いていました。大問1や2などの比較的短い文章であればなくても内容把握ができるかもしれませんが、大問3の超長文と言われているパートはメモを残すとかなり取り組みやすくなりました

上にご紹介した段落ごとに濃淡を付けて読むというテクニックと組み合わせるとさらに安定します。後半の問題の「文全体を通して、正しいのはどれでしょう」といった広範囲のものをさばく時間がかなり短縮でき、その後の見直しにかなりゆとりを持てます。

本番はいつも過去問を解いている時の精神状態と同じでいられるという保証はありません。むしろいつもよりざわつきながらも問題に取り組む受験生が大半でしょう。そんな中、段落ごとにメモを残さずに問題を解き、最後の文全体から問われる問題を見たとしたらかなり焦るのではないでしょうか。

しかも、SFCは試験が英語→小論文の順番で行われるため英語で下手にミスをすると「小論で点を取らないとヤバい」という切り詰められた思考になってしまいます。自分のメンタル管理のためにも、段落ごとのメモを残しておきましょう。

③本文をつぶやきながら読む

本文を小さな声で読み上げながら読解していくというもの。あまり大きい声でやるとかなり迷惑ですし試験官に注意されてしまうのでほどほどにやるのがよいですが、自分の話をするとこれにはかなり効果がありました。

というのも、僕が中学生の時に行っていた塾の英語の先生が僕に「長文読解は口を動かしながら読め、内容入ってくるぞ」と教えてくれたのがきっかけです。科学的根拠など一切分かりませんし、その先生もどこに根拠があるのか分かっていなさそうでしたが(笑)、実際に大学受験をするにあたってこれを徹底したところ些細な読み違いが少なくなったように感じます。

おそらく目で読むと本文を一度、目で認識したままで読解を進めてしまうのですが、口に出すようにすると「目で認識→口に出す→耳で認識」という三段階の読解になります。よくある言い回しは目で認識した瞬間に「あ、これあの言い回しだな」と判断してそこを飛ばし気味に読んでしまうのですが、口に出すことでその知っている言い回しに似ている文章が違った時に「これ似てるけど違うものだ」と認識することができます。大学受験は反復が大事ですが、反復をしすぎたゆえに本番で油断して誤った自動化をしてしまい意味を捉え違えてしまっては意味がありません。

④問題の選択肢をしっかりと読む

もはや小技というよりは大前提といった方が正しいのではないかと思いますが、選択肢をしっかりと読むことは本当に重要です。小論文についての記事でも書きましたが、大学受験において設問や選択肢はいわば神様みたいなものです。神に従わずに書いた答えは、どんなに独創的であろうとまともであろうと、まったく意味がありません。しっかりと読みましょう。下手をすると、この問題の選択肢をちゃんと読むだけで本文理解が曖昧なところを補って正答を選べる時もあります

⑤集中する

これについても「当たり前だろ」と言われるような内容ですが、過去問演習以外の時も集中できていますでしょうか?例えば電車で英単語帳を回している時など。普段の集中というものは意外と試験本番にも活きてきます。僕は受験前の年明けまではスマホをいじったりする時間が長く普段の集中が微妙な時がほとんどであったため、その時期の過去問演習の点数も微妙なものがほとんどでした。

このままではおそらく本番もかなり微妙な集中力で臨むことになってしまうのでは?と思い、勉強する時は絶対にスマホに触らないという決まりを自分の中に作り、強引に集中力を引き上げて勉強に臨みました。本番はそのおかげか、問題に対してこれ以上無いくらいのめり込むことができました。

まとめ

ここまで

・問題を先に見て、指定された段落を線で囲う
・段落ごとに内容のメモを残す
・本文をつぶやきながら読む
・問題の選択肢をしっかりと読む
・集中する

という5つのテクニックをご紹介してきました。中には当たり前に感じるものもあるかもしれませんが、当たり前のことをしっかりとこなせる受験生は実は少数です。当たり前に真摯に向き合えるようになるだけで、上位10%に入ることができると僕は思っています。

また、それ以外のテクニックに関して。僕が受験生時代にあらゆる媒体を通して得た情報の中で実際に使えたものをここに並べました。正直かなり使えるテクニックなのに、周りにこれをやっている人はいませんでした。つまり、この情報を知った時点であなたはSFC英語においてかなり有利な立場にいるということです。あとはあなたがこれを実行するだけです。

それでは。

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慶應義塾大学総合政策学部1年生。自分の受験生時代に培った、小論文の学習方法をもれなくお伝えします!

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