自己紹介
はじめまして、慶應義塾大学環境情報学部に2025年に入学したKokiです。
私の中学・高校生時代は、毎日夜中まで友達とゲームに明け暮れて朝には遅刻し、授業はほとんど寝る、というかなりひどい生活を送っていたので、当然成績も悪かったです。
しかし私の両親は名の知れた大学以外への進学は許さないということで、高校3年生の5月には塾に通い始め、慶應義塾大学の経済学部を第一志望に設定し本格的に受験勉強を始めました。
約5年間ゲーム漬けの生活を送っていた私にとって慶応はあまりにも不釣り合いな志望校だと思い、当時は僕自身も記念受験のような気持ちでしたが、夏に慶應SFCの存在を知り、その環境に憧れ、11月ごろに世界史を切りSFCに志望を変えて小論文対策を始め、最終的には環境情報学部・総合政策学部の両方に合格することができました。
プロフィール
出身校:神戸大学付属中等教育学校
塾:坪田塾
受験結果
(一般入試)
慶応義塾大学 環境情報学部 英語小論文 〇
慶応義塾大学 総合政策学部 英語小論文 〇
慶応義塾大学 経済学部 英語世界史小論文 ×
青山学院大学 経済学部A日程 ×
(共通テスト利用)
関西学院大学 商学部 英検併用3科 〇
立命館大学 経済学部 3科 〇
中央大学 国際情報学部 3科 〇
立教大学 経済学部 3科 ×
使用した参考書
・くもん出版 できた!中1・中2英語 文法
・ジーニアス総合英語
入塾直後の英語文法は相当酷く、基礎の基礎すら全くわかっていなかったので、1か月で基礎英文法をこれらの本だけで叩き込みました。高校3年の春に学校でもこの本で自習したのはかなり恥ずかしかったですが、やってよかったです。
・大学入試ベストポイント英語頻出問題740
基礎的な文法問題が多いので、文法問題の演習はこれから始めました。SFCでは文法問題は出題されないので、既にSFCを志望している人には必要ないかもしれません。
・英語長文レベル別問題集4・5
基礎から慶応の少し手前レベルまでの長文演習ができます。レベル6もありますが、僕の場合は受験が近かったので、6は着手せずにSFCの過去問を解きました。SFCの受験にあたって英語の長文に慣れることはとても重要なので、とにかく長文演習を増やしましょう。
・大学入試NEW英語頻出問題総演習
・基礎英文法問題精講
かなり難易度の高い文法演習です。秋まで経済学部が第一志望だったので少しずつ進めていましたが、SFCに本格的に切り替えてからは全く触れませんでした。
・データベース3300
・ターゲット1800
・システム英熟語
・速読英単語上級編
上から順に難易度が上がっていきます。データベースはかなり基礎的な単語帳なので1か月程で完璧にしたいです。
速読英単語は長文形式で載っているので、特にSFC対策にぴったりだと思います。SFCの英語長文は単語力が物を言うので、英単語学習は最も重要です。
自分の場合はこの4冊を終わらせる予定でしたが、勉強時間に限りがあったので、全てをマスターするのではなくターゲット1800をできる限り完璧にしました。
↓ターゲットの公式アプリ(有料)もおすすめです。マーカーやチェックテスト機能もあり、通学・帰宅時は可能な限りこれで覚えていました。
・詳説世界史
・書き込み教科書詳説世界史
・山川世界史一問一答
・横から見る世界史
秋まで経済学部を志望していた際の世界史の参考書です。秋までは世界史が特に苦手だったので、世界史:英語 が3:2くらいの時間配分でした。
小論文の対策
小論文対策にはたまに小論文のトリセツなどのオンライン教材を見るだけで、特に参考書などは使いませんでした。ただ、私が通っていた塾にはたまたまSFC出身の先生がいたので毎回過去問を添削してもらっていました。SFCの小論文は他大学と比べても相当特殊で、通常の小論文の書き方を学ぶだけでは太刀打ちできないと思いますし、指導できる人も限られていると思います。
私の中高は少し特殊で毎年論文を書かなければならず、最終的には18,000字以上の卒業論文を提出させられるので長文の執筆にはある程度自信がありましたが、そんな私でも初めてSFCの小論文の過去問に挑戦した頃は全く何をどこから書いていけば良いのかわからないまま時間も足りず、ほぼ0点の答案でした。
小論文とは名ばかりの超特殊な問題が突然出題される(絵を見て物語を作る・世界の不条理を15個挙げるなど)のがSFCなので、ある程度対応できるようになるためには過去問を通じて慶應SFCの小論文に慣れることが重要です。
またこれは他の大学にもいえることですが、受験する大学がどのような人間を求めているのかを知ることも大事です。大学は自分の学校に欲しい生徒を探すために小論文入試を行っているので、アドミッションポリシーに沿った回答をするのは必須です。特にSFCは「問題発見・解決」を学部に求める生徒として公表しているので、たとえどれほど理不尽な問題が出たとしても、最低限この「問題発見・解決」というテーマを心に留めておけば、何かしら回答することができるようになると思います。
慶應SFCを目指す受験生へ
最初からSFCを目指す人も他学部・大学から志望校を変えてSFCを目指す人もいると思います。SFCは倍率が高く自分では無理だと思うこともあるかもしれませんが、この学部の入試はとにかく他の大学・学部とは全く異なる力を問われます。つまり、SFCに受かるにはSFCのための対策が必要だということです。
SFCの入試は最低2科目だから対策なしでもチャンスがある、と併願で受験する人にとってはとても難しいですが、SFCにどうしても入りたいという強い気持ちを持って対策をしっかり行った人ほど受かりやすいということでもあります。
慶應SFCは自由に自分の分野や進みたい道を選択できる、どんな大学よりも夢のある場所です。
入試が独特な分、志望校をSFCに設定するのはとても勇気がいる選択だと思いますが、ぜひ恐れずに挑戦してください。SFCで待っています!
