この記事の目次
プロフィール
出身:愛知県 公立学校(偏差値68)
内申:3.5
実績
1年生
- 短期留学一ヶ月弱
2年生
- 大学のプロジェクト 10ヶ月(1週間の海外研修、大学での研究含む)
- 日本で行われた海外大学の夏季セミナー 2週間
- 学校の文化部の部長
- 部活動(全国レベルの入賞あり)
受験予定の教科:現代文、古文、数学1A2B、英語、小論文
受験予定の大学:
- 慶應義塾大学 総合政策学部、環境情報学部
- 同志社大学 政策学部、グローバルコミュニケーション学部
- 立命館大学 国際関係学部
慶應SFC志望のきっかけ
SFCに通っている先輩から、自分の興味のある分野の先駆者である教授がいると聞き、気になりはじめました。そして、自分でシラバスを調べているうちに、幅広い分野を学ぶことができる点や文理融合型な点に魅了され志望校をSFCに変えました。
元々は地元の国公立大学を志望していたため、金銭面など両親への負担が大きくなることに不安は大きかったです。それでも、4年間を無駄にしたくない気持ちと現状勉強が捗っていないことから、両親に思いを伝えました。
私が志望校をSFCに変えた理由の一つには、AO入試(総合型選抜)の存在があります。SFCのAOでは、内申の条件がなく実績重視です!!私の場合、国公立大学の推薦や指定校で進学するには、内申が足りなかったので、本当に神的存在でした笑。
慶應SFC AO受験に向いていると思う人は?
過去の経験から、現在の社会に危機感を抱き、より良い社会にしていくための使命感に溢れている人。そして、その使命を果たしていくために、SFCでの学びを必要としている人。どれだけ小さなことでも良いので、使命感から高校時代にアクションを起こしているとよりいいと思います。総合政策学部と環境情報学部のそれぞれの理念・求めている人材がホームページ上に書いてあるのでしっかり読んで当てはまる方に出願すると良いと思います。
慶應SFC AO入試攻略法
提出物:
- 志望理由書2000字
- 自由記述A4用紙2枚
- 活動報告200字
- 志望者評価2名
- 任意提出物最大10セット
私は、6月からAOの準備を始めました。志望理由書は、計15回以上の書き直しをし、締切日まで修正を続けました。一番苦戦したのは、「どの経験を抽出して大学以降での学びに結びつけるか?」ということです。
志望理由書以外は、6月中にある程度の枠組みを考えて、夏休みから任意提出書類をメインに作成しました。スタートが遅かったので、夏休みはほとんど勉強できなかったですね、、。私は両立出来るタイプの人間ではないので、夏期講習がある日は、塾の開く時間から塾が閉まるまでこもって勉強をし、夏期講習のない日は、家にこもって一日中資料作りをしていました。そして、夏期講習と文化祭の準備両方ある日に高校に行って、担任の先生に志望理由書の添削をしてもらっていました。夏休みの間に高校に行ったのは6回ぐらいだったと思います。
AOで提出する書類の中で一番時間がかかったのは、任意提出資料です。何を書けば良いのか、どのように作れば良いのか、、、資料作りは数値化することが出来ず、お手本が無ければ正解も不正解もありません。私は、最後まで諦めなかった人が勝つと思って、提出最終日まで試行錯誤を続けました。この諦めない気持ちが良かったのではないかなと思っています。参考程度ですが、任意提出資料は5セット作成し、一番短い資料が15ページ、最長は42ページになりました。
私は、自分の腑に落ちていない部分が不安になってしまい、勉強をやっていても集中できなくて、受かるかわからないAOのせいで受験勉強が出来ていないという焦りと不安から寝られない日々が続きました。AOについて書いてある記事を見ていると、勉強時間を確保するために早くから資料作りを始めようと書いてあるものが多いです。しかし、私的には早くから受験勉強を始めて、資料作りに時間が取られても焦らないメンタルと学力をつけるのが良いと思います。私の場合は、提出最終日まで粘って頑張り続けたので、やり切った気持ちと受験勉強だけに集中できる嬉しさから、提出後はAOのことを考えることなく勉強に集中できました。自分の性格にあった方法で受験勉強とAOの準備を両立することが大切ですね。
そしてもう一点心得ておいてほしいことがあります。それは、提出する必要があるものを最初から把握しておくということです。SFCのAO入試は提出書類が他の総合型選抜と比べて非常に多いです。実際に出願システムに飛ばないと出てこない必須で書かなければいけないこともあります。余裕を持って、早いうちに用意しなければいけないことをリストアップしてください。
個人的に意識したポイントを下記にまとめているのでぜひ参考にしてください!
志望理由書:
最初の一文が一番重要。相手の心を掴むことができる文章であるか。全体を通して相手が飽きることなく印象に残る内容となっているか。
過去(高校時代の経験)→現在(その経験から今の自分は何を考えているのか、どうするべきだと思っているのか)→未来(大学では何を学び、将来はどうなりたいのか)の論理構成が矛盾なく繋がっていて、話が逸れていないか。
自由記述:
志望理由書の内容に簡潔にまとめる。自己アピールで、過去の実績や自分の性格にふれる。大学で学びたいことと、貢献できることをまとめる。
Canvaというアプリを使って作るのがおすすめ!(Canva内に出てくる見本そのままを利用するのは❌)
任意提出書類:
実績をスライドにまとめる。相手は、自分のことやプロジェクトについて何も知らないことに留意してまとめる。また、その実績から何を学んだのか、大学での学びにどのように繋がっているのかも書く。
面接:
すぐに答えすぎない。問いに対して用意していた答えがあったとしても、一度頭の中で考える。絶対に伝えたいことを3個程度まとめておく。志望理由については、1分・3分・5分の3つ用意しておくと安心。
最初は、自分のことをよく理解している人に、試験官をやってもらい練習を重ねる。何回も同じような質問を言ってもらって、質問のニュアンスが多少違っても回答は一つでいけるようにする。試験一週間前ぐらいに、一度自分のことを何も知らない人に提出資料だけを見せて面接をしてもらう。(一時間半くらい)
慶應SFC AO受験生へのメッセージ
SFCに通い始めてもう少しで一ヶ月。楽しい!面白い!超刺激的!本当に心の底からおすすめできる最高の大学です。個性ある仲間たちは、それぞれ違う経験をしていて、話を聞いているだけで世界が広がります。日本にいる期間の方が短い人や、3Dプリンターのプロ、不動産王にビットコインで大儲けした人、政治家を志す人もいます。みんな違うように思えるけど、話している中で自分の疑問点が解決したり、学べることがあったり、本当にお互いを高め合える最高な環境です。
それが実現しているのは、やはり実績重視のAO入試で約半分の合格者を出していることと文理融合型な点だと思います。SFCでは、1年生から大学院生まで学年を超えて同じ授業を受けます。最後まで読んでくださったあなたに、キャンパスでお会いできることを楽しみにしています!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。