この記事の目次
自己紹介
初めまして。慶應義塾大学環境情報学部2年のKKと申します。私は高校3年間ガッツリ野球に打ち込んでいました。そんな中で、現役時は国公立理系志望で受験しました(SFCも併願受験し、不合格でした)。しかし、理科2科目の対策が間に合わず国公立の志望校に不合格。その後、浪人を決意し、苦手な理科を捨てる形で数学受験の私立文系志望に文転しました。そこで経済・経営系への興味が湧き、その系統の学部も受験しました。そして、浪人を経てSFCへの合格を掴み取りました。
慶應SFCを受験した理由
先程も申し上げましたが私は現役時に国公立理系志望でしたが、それは生物の研究をしたいという理由があったからです。SFCでも生物の研究ができるとインターネットで知ったことでSFCに興味を持ちました。しかし、それが受験の決め手にはなりませんでした。決め手になったのは、私は生物の他にエネルギーの研究をしたいというもう一つの野望がありました。そこで、SFCは分野を横断して広く研究できるということを知って「生物とエネルギーの勉強をどっちもできる」、「1つに絞るにしてもまだ決めなくていい」と考え、受験を決意しました。
プロフィール・受験結果
出身校:千葉県立高校普通科(偏差値68)
部活:野球部(とんでもなく忙しかったです、、、。受験勉強は3年の夏休みから始めました)
予備校:現役時→東進/浪人時→駿台
浪人受験時偏差値:英語62~64/数学70/国語55~60
浪人時受験校:
慶應義塾大学 経済学部 A方式 ×
慶應義塾大学 環境情報学部 数学選択 ◯
慶應義塾大学 総合政策学部 数学選択 ×
早稲田大学 社会科学部 数学選択 ×
早稲田大学 商学部 数学型 ×
東京理科大学 経営学部 経営学科 B方式 ◯
青山学院大学 経営学部 経営学科 個別B方式 ×
東洋大学 経済学部 経済学科 前期3教科数学重視 ◯
使用した参考書
使用した数学の参考書
・青チャート
・理系数学の良問プラチカ I・A・II・B(お気に入り!)
・駿台のテキスト
使用した英語の参考書
・速読英単語 必修編/上級編
・ポレポレ英文読解(お気に入り!)
・Next Stage
・駿台のテキスト
使用した国語の参考書
・現代文キーワード読解
・最強の現代文(お気に入り!)
・現代文読解力の開発講座
・岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本
・漢文早覚え速答法
数学の勉強法
私は当初数学が苦手で、数学を得意科目にしたら受験が有利になると考えていて、高校1〜2年生時は数学の勉強をメインにしていました。その時は、学校で配られた青チャートのコンパス3までの問題を繰り返し解いていきました。しかし、青チャートの解答解説は良くも悪くも簡潔にまとめられていて、解説を読んでも本質から理解することが難しいことがあります。そこで、私はYouTubeを補助的に活用して勉強していました。具体的には、「Mathematics Monster」というチャンネルです。
そして、偏差値が60を越えるようになってからプラチカを使った勉強を始めました。プラチカは青チャートとは違って解答解説が豊富で、問題は少々難しいですが理解すれば様々な問題に応用できる考え方が身につきます!こちらも何回も繰り返し解き、全ての問題が理解できるまで勉強しました。
最後は過去問です。各大学学部の問題には傾向があります。特に、SFCの数学はとても特殊な内容です。しかし、一見癖が強い問題に見えますがよく見ると基礎がとても大切な問題であることが多いです。受験生の皆さんは特に基礎を大切に勉強してみてください。また、広い範囲から出題されますが、頻出の幾何の問題を特に対策しました。大昔の問題まで遡り、問題を全て解き終えたため中学入試の幾何の問題にも取り組みました。
慶應SFC小論文の勉強法
SFCの小論文は日本でもトップレベルに特殊だと思います。私はその小論文を攻略するためにまず「小論文とは」という部分を勉強しました。具体的には、現役時の東進の一番基礎の小論文の講座を受講しました。これを利用して基本的な小論文の書き方のフレームワークを学びました。しかし、先程も申し上げた通りSFCの小論文は特殊なのでこれだけでは敵いません。もちろん過去問にも取り組みましたが、その中で私が特に意識した二つのポイントがあります。それは
①なぜSFCでなければいけないか ②問題発見・解決に取り組みたいとアピールする
この2つです。SFCの問題は暗に「あなたはSFCに入学して問題発見・解決に取り組んでくれますか?どのように取り組みますか?」ということを聞いて試しています。ですので、文中で自分が如何にSFCにピッタリな人材かをアピールする(やりすぎはNG)ことを重要視したことで点数が安定してきました。
また、私のオススメの知識のインプットの方法があります。それは、日経新聞を読むことです。よく「小論文のネタ本」のような参考書が売られていますが、SFCに限ってはあまり効果が出ないと考えています。日経新聞のような最新のテクノロジーに触れることで、小論文中の具体例にてそれを活用できます。
慶應SFCに入学してみて
実際にSFCに入学してみて、やりたいことができる環境が整っているなと感じました。やりたいこととは研究だけではありません。部活や起業、長期インターンなど様々なものに挑戦しやすい環境が整っています。また、研究に関しても何を研究するかを入学時に決めなくていいのです。
1週間の授業のうち8割は必修科目ではなく選択科目です。私のように勉強したい分野を迷っている人も猶予期間があるので実際に授業を受けてみて専門の分野を決めることができます(私は本当にこのシステムに救われています)。私の場合は、生物かエネルギーを勉強しようと入学しましたが、全く興味のなかったスペイン語にどハマりしまして、南米のエクアドルに留学しました。このように、自分の新たな興味の扉を開くこともできるのがSFCの良いところです!