自己紹介
みなさん、はじめまして。慶應義塾大学総合政策学部2年生のcoconutsと申します!高校卒業後、地方の中堅私立大学へ進学するも、中退。その後数年のブランクを経て、約半年間大学再受験の勉強し、SFCへの合格を果たしました。
元英語苦手&しばらく勉強から離れていた私がどうやって合格まで辿り着いたのか。今日はその方法について皆さんにお伝えできたらと思っています!ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
受験プロフィール
名前:mochi
出身校:神奈川県私立中高一貫→通信制高校→地方中堅私立大学(中退)
受験校:
- 慶應義塾大学 総合政策学部 ○
- 国際基督教大学 ×
勉強期間:約半年
英語の勉強法
元々私は英語が大の苦手でした。長文がとにかく読めず、現役時の偏差値は50未満でした。
以前の大学を中退後留学などに関心を持ち、英語を勉強するようになりました。その甲斐あってか、再受験の勉強開始時にはある程度のボキャブラリーを有していたと思います。
しかし、長文の正しい読み方や基礎的な英単語・文法に穴があり、それらを徹底強化しました。使用した参考書は以下の通りです。
再受験時に使用した参考書
下の2つ以外は、夏頃から受験直前まで、何周も回して内容を完璧にするようにしました。特に、システム英単語とリンガメタリカは、どんなにやる気が出ない時でも必ず時間をとって勉強をするように心がけていました。
リンガメタリカは入試頻出のテーマの単語はもちろん、内容の解説や背景などにも触れられていたので、とても役に立つ参考書だったと記憶しています。初めのうちは丁寧に学習し、何周かした後は英文の速読練習を行っていました。眠くてどうしようもない時や集中力が切れたと感じた時には、英文の音読を行うようにしました。
夏休みの期間はひたすら「入門英文解釈の技術70」を何周も勉強し、夏休み後から「基礎 英文解釈の技術100」で徹底的に学習しました。
それまで英文解釈を軽視していたのですが、実際に取り組んでみると目から鱗!知らなかったことばかりでした。英文解釈を身につけると、難易度の高い英語長文もスラスラ読めるようになり、さらに英文和訳なども得意になります。再受験の勉強を始めた頃は英語の成績が安定せず、苦手なテーマや構造が複雑な英文では点数が取れませんでした。しかし、英文解釈の知識を身につけた秋以降は、どんなテーマや英文、またコンディションなどに関わらず安定して偏差値65以上を取れるようになりました。
SFC の過去問については、もうすぐ12月というタイミングで一度解きました。秋以降、模試の英語の成績が安定してきて、英語の実力に関してある程度の自信を持っていた私。簡単に合格点を取れだろうと甘く見ていました。しかし、結果は散々なものでした。合格に必要な得点率が7割といわれる中、なんと2割しか取れなかったのです。長文のボリュームが多く、単語の難易度もかなり高い。到底太刀打ちできないように感じ、絶望した記憶があります。「SFC受けても受からないかも」と弱気になったりしました。
年明け前にもう1年分解いてみたのですが、結果は3割。このままではまずいと焦りを感じた私は、なぜできないのか、分析することにしました。そしてわかったことは、文章が長すぎて内容を忘れてしまうことと、スピード力がないために時間内に終えられないという問題でした。
この問題をどのように解決すべきか悩んでいた時に出会ったのが、「パラグラフリーディングのストラテジー」という参考書でした。
この参考書に出会ってから、超長文であっても、おおまかに内容を把握し全体像をつかむことが可能になりました。それによって、入試直前に取り組んだ過去問では、自己最高得点率である8割を叩き出すことに成功したのです!
SFCでは難易度の高い超長文が出題されます。しかし、毎年問題の構成などにほとんど変化は見られません。そのため、ひたすらこの問題形式に慣れることで、解き方のコツを身につけて入試に臨むことが可能なのです。私は総合政策・環境情報学部の両方の過去問を全て解き、さらに「慶應の英語」に載っている古いSFCの問題にも取り組むなど、とにかく数をこなすようにしていました。
そうすることで、当日も慌てずに問題を解くことができました。
小論文の勉強法
私が小論文の勉強を始めたのは、なんと9月以降。それまでは、そもそも文章をきちんと書いたのが小学生の作文で、小論文の書き方すら分からない!といった状態でした。
私は通っていた予備校で2週間に1度だけ小論文の講座をとっていたので、そこで配られるプリントの解答例をとにかく熟読し、問題文と比較して、分析をしていました。例えば、「文章はこんな感じの順序で書き、内容は問題文のこういう部分に注目して仕上げているのだな」と気づくといった感じです。その後、そこで得たポイントを参考にし、次に活かすといったことを行なっていました。
また、1度解いた小論文は、数週間間隔を空けて再度解き直すようにし、小論文の数もこなすようにしました。そうしているうちに小論文のコツをつかむことができるようになり、この勉強を始めて約1ヶ月後に受けた早慶模試の小論文で、全国6位という成績をとることができました。
小論文に取り組む上でとにかく重要だと感じたのは、小論文の型を知り、その上でとにかく手を動かしてたくさん書いてみることです。自信がなくても、とにかく書いてみる。そして解答例や添削してもらった指摘などを読んで、トライアンドエラーを繰り返す。このサイクルを繰り返すことで、確かな実力を養えると思います。
またSFCの小論文では、出題テーマに関する背景知識があると解きやすいかと思います。
私は電車での行き帰りの時間を利用して、SFCの教授が執筆された「SDGsとは何か」といった本を読んだり、勉強が煮詰まった時に時事問題や社会問題などのニュースを見たりするなどしていました。日頃から世の中の問題に関心を持ち、「それに対して自分はどう思うか」といったことを考えるよう心がけることで、SFC の小論文で得点することにつながったと考えています。
モチベーション維持
受験勉強を最後まで続けられたのは、適度な息抜きとモチベーションを保つように工夫していたことが大きかったと考えます。私は飽きっぽい性格で、今まで1つのことを続けるのが苦手でした。中学受験の時はなかなかモチベーションを保てず、コツコツと勉強を続けることができずに大失敗してしまいました。
そのため今回の受験の時は継続できるように工夫をしました。やる気が出ず、質の悪い勉強を続けてしまう時は、しっかり休憩を取るようにしたり、難関大学に合格した方の勉強法の本を読んで勉強のモチベーションを上げたりするようにしていました。
その他にも、志望校の学校案内やホームページを見て、自分が志望校を目標にしている理由を再確認するようにしていました。
入試本番
総合政策学部の試験日に大規模な交通機関の遅延が発生し、2時間ほど試験時間が繰り下げになりました。
また、総合政策学部の試験日には、なんと腕時計が故障してしまいました。過去問を解く際には必ず時計を見て、時間配分も決めていたので、非常に焦りました。
しかし、今まで過去問演習をたくさん行い、感覚を掴んでいたことで、そのようなハプニングがあっても余裕を持って問題に取り組めました。
私は中学受験の時に緊張で全く実力を出せず、失敗した過去があります。誰でも試験当日は緊張してしまうと思いますが、慣れ親しんだ参考書に目を通したり、深呼吸をしたりしてリラックスした気持ちで試験に臨んでください!
最後に
ここまでお読みいただきありがとうございました。
受験勉強は大変だと思いますが、目標に向かって諦めずにぜひ頑張ってみてください。みなさまの志望校合格をお祈りしています。SFCでお待ちしております!